専門家は何を持って専門家と呼ぶのか
インターネットの普及のおかげで、もはや専門家でもないのに、専門的な情報が手に入る時代になりました。
これがどういうことを指すかというと、専門課程の教育を受けていない人も、やり方によっては「専門家と並ぶ」だけの知識を持つことが可能になった、ということなのです。
これ、結構大きなことだと思うんですよ。
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いろいろな情報から、製品について「マニアックなレベル」で情報を得ているお客さんは普通に現れます。
ちなみに、ボクはそういうお客さんグループに入ります。
医療に関係することもそう。
医学書、医学論文にだけ掲載されてきた情報が、
「無料で、どこからでも」手に入る時代です。
(無料で、どこからでも手に入る情報は制限付きですけど)
一般書や、雑誌のレベルで、ものすごい詳しい情報が飛び交います。
インターネット上ではそれを解説してくれる人だって存在します。
医療現場の人が、
「専門的な情報は自分たちしか知り得ていない」
と思い込んでいるかどうかは知らないけど、実際問題どうなのだろうか、という分析や対策について考えたりアクションしたりする「時間と体力」がなくなってきているのは事実だと思います。
「情報」として蓄積できて、計算による処理が可能な種類のものは、機械に取って代わられる。
テクノロジーの発展によって、消えていくものが「初診時の診察」とかってなったらぞっとします。
人間を助けるためのテクノロジーであってほしい。
いや、人間の方が気づかないといけないのか。
人間しかできないことは何か、ということに。