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せんせえの話

ちょっと今回思ったこと

Deoco

コミケなりカドショなりグッズ店なり、「オタクは臭う」というイメージはある程度普及してしまっていて。
「風呂に入ってない」なんて、普通ドン引きされるようなことが、例えば配信のネタや、果ては1個人の「持ちネタ」、アイデンティティにすらなってしまうような風潮になってる。

ともあれ、オタクが集まればどうせ臭う、というのは、悪しき共通認識として蔓延ってしまっていそうで、そこが、多少臭ってても平気だろうみたいな、そういう諦めを発生させてるのも事実ではなかろうか。

という中で。

今回おもろかったな、の話
宮地さんに臭いまま会うわけにはいかない!の話からよもや会場全体をJKの匂いにしようとまで発展するとは思わず、しかもそのノリのままほとんどのせんせえがDeocoやDEOUを買って使って参戦して、ほぼ無臭、ほんのりDeocoとかいう空間が出来上がったの、体験した身としてなんか面白かったとは思う。

そして、
配信を見てなければまぁ分からないノリでもあるので、臭うまま来たオタクがいた、という話も出ていた。
前述した通り、そもそもまぁ臭いへの諦めみたいな風潮があるからこそだったかもしれないが、そんな中明確に「あいつが臭い」と認識されてしまうという、One of themでなくYouとして臭いと認識されるのはなかなかに恐怖ではなかっただろうか。

別に同調圧力がどうという話ではなく。

少なからず、今回Deocoなどを買ったせんせえ宅にはまだ残りがあるだろうし、ライブの思い出として使い続けそうな気もしてくる。
そうなれば今後、というかすでに、少なくともまずはせんせえ間で、ここで臭ったらヤバい、という共通認識があるのではなかろうか。
そして、せんせえについてよく言われる「統率が取れてるのに治安が悪い」という評価のように、「あの界隈に参戦するときは臭ってると目ェつけられる」みたいな、外部評価が生まれ始めるのではなかろうか。

そしていつのまにかやたら無臭、たまにJKの謎集団が生み出されてしまうのではなかろうか、と。

臭うオタクに相反する、なんか知らないけど集まっても臭わないせんせえ概念がどこまで樹立するのかは、ちょっと気になってるところでもある。

でも今後のことなのでマジで分からない。
急に香水が流行りだして無駄にフローラルな香りが一帯を包むそれはそれで異様な集団になるかもしれない。

金テープの話

Twitterにも書いたけども。
金テープを分けていたの、あれは別に民度の良さは反映してないと思っていて。

そもそも十分すぎる量が供給されてるし。
絶対、少なくとも1本は確保したって心の余裕が生んでる行動だし。

もちろん、根こそぎ持っていくような常識知らずがいない、という部分は大いにあるにしてもね。

オヒトリサマの歌詞にある、
「善意が伝染して散々な始末ね」
のように、金テープ配れて俺ら民度良い、みたいな妙な認識の元での行動はじきに崩れるのは目に見えているので。
まぁ少なくとも常識的に動ける人間の集団ではあったというのが妥当な見方じゃないかなー、と。

むしろ、民度という点で言えば。

チケットの話

チケット。
昼夜、どちらかの公演について、先行に申し込みさえすれば買えるよう調整されていたのも本当にありがたかったのもありつつですが。

例えば、行けなくなったせんせえ。
もちろん、馴れ合い禁止という前提があるからこそかもしれませんが。
チケットを譲る際に、できるだけ機会が均等になるよう、先着順にするか、Webルーレットなんかで抽選にするか、ものすごく考えて出してらっしゃったのを拝見しました。
自分が行けなくなったところで投げやりになりそうなところ、あるいは、他の界隈なら「有力な」ファンの人に恩を売ろうとするようなところ、
それでも丁寧に動きたいと、平等になるようチケット譲渡の募集をしていた面は本当に民度の良さみたいな部分を感じました。

そして当日の、交通網でのトラブルでも。
なんとか間に合う代替ルートを情報共有したり。
あるいは昼に間に合いそうにないところ、昼夜でのチケット交換を行ったりと、
来れなかったやつを作るまいとする動きみたいなのは、ちゃんと民度の良さとして誇れる話じゃなかろうか、と思いました。

最後に

まぁホント、オヒトリサマに集約される話ではあるんでしょうけど。

臭いだってそもそも個人個人で気をつけるべき常識的な行動で。
金テープも今回は主催側の配慮で大丈夫だっただけかもしれない、今後こういう風になるかは分からない話で。

もちろん現れた行動として良い面ではあったにせよ、ここらを誇って俺らスゲーって言うのは若干違う気はしてるんですが、

それでもチケットとか、いろんな情報とか、それこそ情報戦の時代、自分が不利になったりするかもしれないところ、ちゃんとせんせえ同士で機会均等にやりあった上で楽しもうという姿勢は、
馴れ合わず治安が悪くても、せんせえとしての丁寧なインターネットを体現する努力みたいなものを感じられて、こりゃ見習わんきゃ……!!となりましたって話。

丁寧なせんせえ生活、していきた〜〜い!!!


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