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疲れた日に思ったこと

今日は疲れた。とても疲れた。
疲れて家に帰るとTwitterしかやる気がしない。ヨーグルトしか食べたくない。ディズニーランドしか行きたくない。
疲れると決まって脳のどこかしらで死にたい感情が現れる。そして決まってネガティブな感情ばかりが膨らんでいく。
他の人を羨んだり、他人が楽しそうに見えたり、自分ばかり辛いような気がしてしまう。余裕がなくなっている証拠だ。心と身体はいつでも直結している。つまりこうなってしまった時は体がもう休んでくれ、これ以上何も考えないでくれというサインを送っている。
これと同様に夜中になるとマイナス思考に陥ってしまうのも1日使い果たした脳がキャパオーバーになってしまい、正常な判断ができなくなってしまう。
だから夜はしっかり寝る、疲れたら休む。これを大切にして、自分がどうしてこんな考え方をしてしまうのか分からなくなったら、心だけでなく体にまで目を向けることを疎かにしてはいけない。医学的な根拠は全くありません。経験によるものなので信憑性は0です。

最近何かと話題のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。Twitterでも毎週火曜日の21時になるとザワザワとリアルタイムで色々つぶやかれている。坂元裕二脚本作品はリアルタイムで色々言いながら楽しむスタイルがすっかり定着していて、これはドラマのひとつのいい成功例だなと毎回思う。
その反面どこか今回のドラマにいまいちハマりきれない自分がいる。他にも同じ気持ちを抱えている人がどこかにいるだろうか。いないだろうか。いや、いなくてもいいし、いてもいい。
もう正直、坂元裕二脚本作品が好きで古参アピールしたい迷惑ファンの戯言なのだろう。自分でも自覚あるほど退屈な意見なのだけど、どこかしらに書いておきたいと思ったのでここに記しておく。数年後に誰かが見つけて、「こんな名作にケチつけてる雑魚がいるよ」と笑われてもいい。笑われたら本望だと思う。

今回の作品はなんだかここ最近の坂元裕二作品のオマージュを観ているような感覚になる。全体的にずっと"坂元裕二っぽい"が続いてる気がする。部屋の緑色の壁、服装、展開、どれを取っても坂元裕二作品風。
坂元裕二脚本の作品をずっと観てきた人にとっては、まあそうですよねとなってしまう。あー、うざい、自分でも書いててうざいなこの意見。自分の意見にうんざりしつつもしっかりアウトプットしていく。人間だもの。
その型にハマったような演出がどうしても気になる。ウディ・アレンの新作映画を観ているような、出来上がった型の上で作った作品のような気がしてしまう。
今回はキャラクターにしてもいつもであれば、どこか救われない人にスポットを当てていて、手を差し伸べるような作品が多かった。もちろん今回も社長になりたくてなったわけではない社長だったり、3回の離婚などテーマは斬新ではあるものの(まだキャッチしてきれてないテーマもあると思うので誰か教えてほしい)個人的にどこに気持ちを持って観ていればいいのかが分からない。だから何にも共感しないで観るべき作品なのかもしれない。
『大豆田とわ子と三人の元夫』というタイトルもまるで絵本か漫画のように他の作品に比べるとタイトルで説明しすぎている。
つまりサザエさんのような"他人の生活"を覗き見るような作品なのかな…と思った。だからきっとこれは個人的に趣味が合わないという問題で、これだけたくさんの人が夢中になっている作品だから、たまたま合わなかったということで理解したい。

ここまではいいとしよう。一番問題なのが毎週変わるエンディング。
演者が歌う演出はカルテットで話題になったものの使い回しで、その上で音楽好きに眴までされたラッパーのキャスティング。分かりやすくみんなが盛り上がれるような隅々まで行き渡った配慮が凄い。そして毎回ドラマのどこかでちょい役で出演していたりと、かなりみんなが盛り上がれるポイントになっている。


でもこれってやる必要あるの?
この作品が良くなるポイントなの?
結局のところ話題作りのためなの?
まあ、大切ですよね話題作りも。

別に斜に構えてると思われてもいいんだけど、なんていうか…ソフトバンクがバレンティンを獲得した時のような…なんていうのか。脚本のみで勝負できるはずなのに、なんだか余計な演出のせいですごく作品が安っぽく見えてしまう。余計だなんて余計なお世話ですよね。分かります。
たしかに最初は「毎週エンディングが変わるなんてすごい!」、「STUTSでKID FRESINOなんて最高!」とはしゃいでいた。ただ毎週観ていくごとにウザさが増してしまった。結局何を観せたいのか、何を感じ取ってもらいたい作品なのかがよく分からない。よく分からないというより拾いきれない。全体的に広告代理店臭がすごい。ただ広告代理店のやり口が嫌いなだけなのだけど…。
俳優陣のキャスティングも長岡亮介を出してみたり、オダギリジョーを出してみたり、もうなんかTwitterのファンの意見を全部叶えたみたいなキャスティングもちょっとカロリー高いな〜と思ってる。

ちゃんと面白い部分も、いい台詞もたくさんあるのにどうしても他の部分が邪魔してくることが個人的に嫌なので、ノベライズ版で改めて読んでみたいと思っている。

そしてそろそろ『Mother』や『WOMAN』、『それでも、生きてゆく』のような作品で一発面食らいたいなというエゴ丸出しな気持ちもあります。もし観たことがない人がいたらそちらをどうぞ。

文句たらたらになりましたけど、疲れて余裕なくてイライラしてるので許してください。疲れてる人間の戯言です。寝たら忘れます。

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