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フジロック第一弾ラインナップ発表◆『どう考えてもまた今年も苗場が僕らを呼んでいる』

8月、その年のフジロックが終わるとそこから1年間は次のフジロックのことを考え続ける。どのアーティストがどのステージに…などという妄想に妄想を重ねてフジロッカーという生き物は冬を越すのだ。そして勝手に各々が膨らませた風船が弾け、一喜一憂する日が今年も訪れた。

2023年のフジロックの第一弾ラインナップが発表された。今年は2020年以来に渋谷のmodiのソニーヴィジョンでラインナップの発表があった。TwitterのTLでは、仕事中のはずの人が続々とTwitterに集まり、今年の夏への妄想を弾かせていった。


ヘッドライナーは、Foo FightersLizzoThe Strokesという王道と新鮮さと期待の三者三様のラインナップだ。

中でも特に個人的に楽しみなのは圧倒的にLizzoだ。

Lizzoの待ちに待った初の来日公演がまさかフジロックだなんて誰が予想しただろう。完全にサマソニ側の人だと思っていた。Lizzoが苗場に来るのだ。あのグリーンステージに立ち、歌い踊る姿を想像しただけで期待感で頭の中がうねるベースで既にもういっぱいだ。

どんな重厚感のある音がグリーンに鳴り響くのだろう。今から心のガッツポーズが止まらない。


Louis Coleに、Lewis Capaldiのダブルルイスや、Anderson .PaakはまさかのNxWorriesでの来日、そして意外にも?2009年にヘッドライナーを務めたぶりのWeezerと準ヘッドライナークラスも若手とベテラン、ジャンルもいい具合に混ざっている。

そんな中でもCory Wongの来日は本当に嬉しい。嬉しすぎて、もう別にライブを見てなくても踊れるほどだ。Vulfpeckのギタリストとして知られるCory Wongは、まさしく現代のギターヒーローだ。小気味いいカッティングとベルトコンベアのように生産されるリズムが生み出すグルーヴに気がついたら身体を揺らしてしまう。Cory Wongは音楽の魔法使いだ。

2020年にもフジロックにラインナップされていたが、ようやくの来日をどんな編成のどんなライブをするのか期待しかないが、最高のショーになることはもうすでに約束されている。


今年間違いなく絶対に見ておきたいのはDenzel Curry

日本の文化からの影響を感じさせる謎MVと、90'sヒップホップからの影響を感じる次の時代を担うラッパーのDenzel Curry。何よりもライブ映像を一度観れば確実にこれは抑えておかなきゃという気持ちになる。
どんな形態でのライブになるのかは分からないけど、NxWorriesやLizzoが出演する今年のフジロックならフルバンドセットでのパフォーマンスを期待してしまう。


YO LA TENGOや、SLOWDIVEにはインディー音楽オタクたちも満足だろう。2017年のレッドマーキーでのSLOWDIVEのライブを初めて見て、レイチェルが踊りながら歌っている姿にSLOWDIVEってそんなノリなんだ…と衝撃を受けた思い出が蘇る。その年は昼の出演だったので、いつか夜にSLOWDIVEを観たいと思ったあの願いは叶うのだろうか。


G.LoveDonavan Frankenreiterの組み合わせでの出演には驚いた。今年のラインナップでは一番フジロックらしい出演だと思った。フィールドオブヘブンだろうな、そうだろうな。うん、そうしよう。それしか考えられない。

彼らのいる場所はどこまでもピースフルで穏やかで、きっと安心に包まれることでしょう。


そしてようやく2017年以来の苗場への帰還を果たすThe xxのRomyが本当に楽しみで仕方ない。

昨年リリースしたスーパーウルトラ特大アンセム曲"Strong"を引っ提げて、フジロックに帰ってくる。
2017年にGorillazの前に出演したThe xxは、誰がどう見ても次はヘッドライナーでの出演が期待されるほどのライブだった。

2000年バイブス全開のトラックとRomyの透き通るボーカルが最高のグルーヴを生む"Strong"は間違いなく今年のフジロックのハイライトになることでしょう。


はーー、第二弾のラインナップが楽しみだね。


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