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一生使える「教科書」

元旦を待たず、一年の計を終わらせるつもりだ。2度目の転職となった2024年。はたして正解だったかどうかはよくわからない。すでに入社して7ヶ月ほど経った今、正解にしていくしかない。ともあれ、在宅中心で仕事できる環境を手に入れられたのはとても大きい。一日の計は朝にあり。たとえはこうやって書く時間を確保できている。ちょっとした家事をこなしながら考えをまとめることもできる。気になったことがあればすぐ本に当たることができる。この自由をキープすることが仕事のモチベーションになっているところもある。

なにかを始めるとき、本を手にとる。今回の転職に際して買った本は、Podcast「経営中毒〜だれにも言えない社長の孤独〜」でおなじみ、徳谷智史さん(EggFORWARD代表)の著書『キャリアづくりの教科書』だった。 

「一生使える」の帯分は決しておおげさではない。自分自身を言語化する。市場価値を把握する。キャリアを選択する。社内か社外か…。あらゆる分岐点において徳谷さんはPodcast同様、優しい語り口でクリアな考えを余すところなく示してくれている。よくある白紙部分が多くて読者に委ねるような無責任な本とはまったく、異なる。特定されないように一般化されているとは言え、具体的な事例も多数紹介されている。どうやったら儲かるか、といった話を期待しているのであれば、別の本を読んだ方がいい。そういうことではない、もっと本質的な部分まで掘り下げている。だから読んでいてしんどくなる。どうやっても自分と向き合うことになるから気軽に読めない。だからこそ良書だと思う。一生使える。

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