銭湯経営に必要なこと
銭湯経営に必要なことはいくつかあるが一番 時間やタイミングか必要なのは資金ではなくハコ探し。いわゆる継がせて貰える銭湯を見つけること。仮に納得出来る場所が見つかって廃業予定だったとしても100%出来ることではない。
資金ではないの?
銭湯を経営するにあたって初期費用がかなりかかる。ただ、銭湯を1から建てる場合は費用をまず用意する必要あるが基本的には賃貸が多い。だから大きい初期費用は銭湯の保証金。場所にもよるが大体家賃10ヶ月分(安いところだと相場は月60〜100万くらい)が保証金になることが多く、数百万準備すれば経営することは可能なのだ。
しかも都内だと浴場組合などの銭湯に特化した金融機関があるため、ある程度銭湯で働いた経験や見込みがあれば貸してもらえる。もちろん金利などもあるため借りないに越したことはないが実際、今すぐ手元の資金を準備出来なくても可能なのだ。
他にも資金を集める方法
今、銭湯業界ではクラウドファンディングがよく行われている。銭湯業界は他の業界に比べて銭湯同士の関係性がよく、SNSなどで繋がっていれば助けてくれる人も多い。もちろん、銭湯でのクラウドファンディングはお返しするのが基本なので丸々費用を経費に出来るわけではないが、宣伝効果もあり最近だとしている銭湯は多い。
なぜハコを見つける事が難しいのか
最初に書いたとおり、廃業が決まっていても100%継げるわけではない。理由としては業界の人の考え方がある。今は少しずつ変わってきているが銭湯業界の基本は家族経営。親がやっていて子が継ぐという形が多い。逆にいうと赤の他人に渡すという考え方があまりなく、継ぐ人と継がれる人の信頼関係が無いと継がせないことが多い。だからいくらお金を持っている人でも簡単に継げる訳ではないのだ。
最後に
銭湯経営をしたいという若者が最近増えてきている。私もその一人。そのような人に伝えたいことは早い段階で借金などの覚悟を持つこととそれを伝える力が大切だ(自分にも言い聞かせている)。それが伝わらない限り、銭湯を継ぐことは基本させてもらえないし、実際に経営し始めた後、メンタルがボロボロになってしまうだろう。
継ぐことは簡単ではないし、継がれる方にとってもその人を信用できるかなど見られる。だから銭湯経営を考えている人には継ぐ難しさ、覚悟を持つことは頭に入れておいた方が良いと思う。
最後まで読んで頂きありがとうございました。