銭湯で働きたいと思っている方
最近、銭湯で働きたいという声を聞くことがある。特に若者。ちなみに以前の私もその一人。今現在働いてみて感じたこと、分かったことを書こうと思う。
働いている場所
私は荒川区の千代の湯というところで働かさせて貰っている。最近は梅の湯という近くの銭湯でも働くことがあるがメインは千代の湯だ。銭湯も一般の会社と同じで営業中は必ず誰かがいなくてはならないし、掃除もしなくてはならない。だから今働いているメンバーで交代しながら番台をしたりしている。
銭湯で働く
銭湯で働くにあたって一番人数を要するのは掃除だ。掃除のみをするバイトを雇ったりするほどだ。風呂屋は営業時間が遅くまでやっていることが多く、その後に掃除をする。もちろん朝にやるところもあるが落ちやすさなどを考慮した際、夜に掃除をする銭湯の方が多い。だから夜の終わりが2時、3時になることもある。
風呂屋をやりたいという人が増えることについて
「風呂を経営してみたい」「風呂屋を夫婦でやりたい」という人が増えることは嬉しい。風呂屋のことを何も分かってないくせにと言う方もいるが、私個人としてはたくさんの魅力のあるお風呂で働きたいと思ってもらえることは喜ばしい。
もちろん、経営の苦しさや毎日夜遅くまで働かなくてはならないしんどいさはあるだろうしその大変さは計り知れないが、同じ意志をもった仲間が増えたと感じて嬉しい。
高齢化が進んでいる銭湯業界
銭湯には家族経営をしているところが多い。それもほとんど年配の方で掃除など苦労されている方が多いのも現状だ。
だから銭湯という素敵な文化を継ぐためにも銭湯に携わる若い者がどんどん増えていくことは悪いことばかりではないと思う。
最後に
少しでも興味のある方は近くの銭湯の掃除だけでも手伝ってみたり、アルバイトをしてみてはいかがだろうか。そうしてみることで実際の大変さや苦労だけではなく、魅力もより知ることができると思う。
一生懸命仕事をされている方、長い時間勉強されている方、普段生活するだけで溜まってくるストレスをお風呂は流してくれる。
そんな銭湯がいつまでもあり続けられるよう皆で力を合わせて守っていけたらと思う。
最後まで読んで頂きありがとうございました。