「自称サイコパス」さんから考える
「俺はサイコパスだ」なんて自分からSNSに発信してしまう人を見たことがあります。
「サイコパス=ヤバい人」くらいの認識しかなかったのでサイコパスってなんだろな、ということで調べてみたいと思います。また、記憶している情報で本当にサイコパスだったのかを検証してみたいと思います。
サイコパスの定義
どんな人なのか調べてみましょう。
引用元はこちら
サイコパスとは、シンプルに言うと反社会的人格を持つ人のこと。サイコパス研究の第一人者であるロバート・D・ヘアはサイコパスの特徴として下記をあげています。
◆良心が異常に欠如している
◆他者に冷淡で共感しない
◆慢性的に平然と嘘をつく
◆行動に対する責任が全く取れない
◆罪悪感が皆無
◆自尊心が過大で自己中心的
◆口が達者で表面は魅力的
特徴を見た中で、私が最も危険を感じるのは
◆口が達者で表面は魅力的←これです
良心の欠如があったり、平然と嘘をつく人間でありながら、「表面的に魅力的に見える」ということが非常に嫌な感じがします。
サイコパスは割合で言うと100人に1人なんて言われています。
サイコパスとソシオパス
サイコパスに比べると認知度は低いですが、ソシオパスっていうのもあります。
引用から確認してみましょう。
「ソシオパスとサイコパスとの違い」は、一般的には、病質を獲得した段階が異なると理解される。つまり、サイコパスは先天的・遺伝的であり、生まれつき反社会的病質を抱えている者を指す。ソシオパスは後天的・非遺伝的で、幼少期に育った環境などに影響された結果として反社会的人格を得た者を指す、という考え方である。
サイコパスは先天的・遺伝的、ソシオパスは後天的・非遺伝的ということですね。
日常生活のサイコパス
特徴を見るだけだと、およそ社会生活に順応しにくい人間なのではと思われますが、どのような生活をしているのでしょう。
職場などにおいては、関わりの浅い人は魅力的な人に見えるが、関わりが深い人は非常に付き合いにくい人物、と考えられる気がします。
「めちゃめちゃ嫌な奴なのに、何故か上司からは割と評価されている」みたいな感じでしょうか。一緒に仕事をしたいとは思いませんね。
この様なサイコパスが同僚にいた場合、一緒に仕事をしていない上司に相談をしても、本気にされない可能性が高いと思われます。外面の良さゆえですね。
そういった意味では意外と社会にいる気がしますね、こういう人。
自称サイコパスを観察してみた
非常に興味深かったので、自称サイコパスの人とやり取りをしたことがあります。
前述の特徴と似通った点が多かったので記載してみます。
◆良心が異常に欠如している
→当てはまると思います。平気で暴言を吐くタイプの人でした。
◆他者に冷淡で共感しない
→当てはまると思います。人の意見は聞かずに自分の話に同意しろ、といったスタイルでした。
◆慢性的に平然と嘘をつく
→これはかなり顕著でした。それでバレないと思ってるの?みたいな嘘をついていました。
◆行動に対する責任が全く取れない
→当てはまると思います。嘘くさい発言について詳細を聞くと激昂して「お前の相手をしてる暇はない」と言っていました。
◆罪悪感が皆無
→当てはまると思います。毒舌を超えた暴言を吐いて、言われるような周りが悪いと無理な正当化をしていました。
◆自尊心が過大で自己中心的
→当てはまると思います。周りを卑下するような物言いが多く、尊大な態度でした。
◆口が達者で表面は魅力的
→口は達者ですが、既に「やばいやつ」だと思っていたので私からは魅力的には見えませんでした。ただその人を擁護している人もいたので魅力的に映っている人もいたのかもしれません。
以上の点から「自称サイコパス」さんは後天的なソシオパスかも知れませんが特徴に当てはまりまくっているので「完全にサイコパス」だと思います。
彼は暴言を吐きすぎてアカウント停止されたんですが、その後、別のアカウントで活動をしているみたいですね。
これは自論ですが、Twitterで自己顕示欲を満たす快感を得た人は、どんな酷い目にあっても日を空けて戻ってくる傾向があると思います。
サイコパスとの戦い
もし、友人関係でサイコパスにあった場合はなるべくフェードアウトすることをお勧めします。傷付けられることはあっても、嘘を吐き虚栄に満ちた人から得るものは少ないでしょう。
職場関係においてサイコパスにあった場合は、相手の自尊心を刺激しないよう、なるべくプライベートの会話を避けながら最小限の会話を心がけ、関係を深くしない方が良いかもしれません。逆恨みなどにあって強い敵意を向けられると何をされるかわかりません。
終わりに
「自称サイコパス」さんにあって考える機会を貰えたのは非常に面白かったですが、常に攻撃的な会話は少々しんどかったです。今まで書く場所もなかったので、このような形でまとめてみました。読み物としてサイコパスについて考える一要因となれば幸いです。