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ツバメの記録|田舎暮らし

神奈川県から大分県豊後高田市に移住してから4年目の2023年初夏。

家の軒下にツバメが巣を作った。

つがいのツバメが家の様子を頻繁に見にきて、壁に泥をつけ始めたので、もしやと思い、百均DIYで棚をつけてあげたら、気に入ってくれた。

巣は、食卓の私の席から窓を挟んで、1.5メートルほどの距離。

こんなに近くで、ツバメを見られるとは。

家族で大喜び。

2023年6月4日撮影

それから巣を作り始め、いつから抱卵を始めたか定かでないが、ヒナが生まれた。

2023年7月2日撮影

ヒナは全部で5羽。

親鳥が交代で餌を運んでくる。

二日続いた大雨の時は、餌をどうするのか心配だったけれど、滝のような雨をものともせずに飛んでいく姿は頼もしい限り。

ツバメは、東南アジアで育ち、春から夏にかけて子育てのために日本で過ごす渡鳥。

スコールのある地域で暮らしているので、雨に強いのだろう。

警報級の大雨の中でも、タキシード姿で颯爽と飛ぶ姿は力強く美しい。

そして、日に日に大きくなるヒナ達。成長の速さに驚かされた。

2023年7月10日撮影
2023年7月12日撮影

10日ほどでこんなに大きくなった。

頭にはまだ産毛は残っているが、巣に入りきらない。

2023年7月13日撮影

途中、ヒナが落下するトラブル発生。

幸い怪我もなく、そのまま巣に戻した。

2023年7月15日撮影

奥にも一羽いて、5羽とも順調に成長。

羽を伸ばし始め巣立ちの準備開始。

2023年7月15日撮影

もう親鳥と見分けがつかない。

この頃になると、多くのツバメ達がやってきて、巣の周りを旋回し、ヒナの様子を伺いに来るようになった。

おそらく、ヒナ達に、巣立ちを促しているのだろうと推察。

2023年7月16日撮影

そして、巣立ち。

4羽はほぼ同時に空へ。親鳥と仲間のツバメに導かれるように巣を離れ、最後の一羽を頭上で旋回しながら待っていて、その最後の一羽も意を決したように空に飛び出し、5羽とも無事に飛び立っていった。

2023年7月17日撮影 最後の一羽

来年、戻ってきてくれることを願って、巣はそのままに。


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