テントサウナ
さて、色んな偶然が重なりテントサウナで集合となった。
と、その前にグランピングの話をもう少し。もちろん、手ぶらなので当然ながら、用意がラク。食べる食材の買い出しもしなくていい。チェックインし、テントへ。冷蔵庫、エアコン、コンセント、ベッド、雰囲気のいいライトにスピーカーがあり、もう完全にホテルの部屋。ただ唯一、壁はテント生地なので川の流れる音が聞こえてくる。いや、これはむしろめちゃくちゃいい。自然を感じる。防音設備は緩いが周りのテントまでのスペースもある。ま、十分だろう。
その後、この施設でできることを教えてもらい、川で魚を釣ることに。あつ森の世界。養殖だろうが、釣りたての川魚の塩焼きはめちゃくちゃ美味しい。テント横ではBBQの用意がされており、後は焼くだけという状況。まさに至れり尽くせり。グランピング最高。自然に包まれて、夕暮れ時を過ごす。なんて贅沢なチル。
さて、山間の夜は早い。
約束の時間だ。プロサウナーと一緒に滝の横にあるステージ、テントサウナへ向かった。
施設の人からひと通り説明を受けたが、プロサウナーからすれば全部知っている様子である、なんとも心強い。
いよいよテントサウナ開始である。
施設の人より知識が多いプロサウナー。より深いところまで僕に教えてくれる。まずは軽く一セット。サウナでいうセットとはサウナに10分くらい入り、その次に水風呂(今回は滝)、その後、仕上げで椅子に座りボーっと気を抜く、これを一セットとし、数セットすることで身体の調子をととのえるのがサウナである。
さすがプロサウナーだ。サウナで吹き出した汗の水分を補給するために、水風呂から上がり、ととのい椅子(今回は最上級インフィニティチェア)に座る前にポカリスエットとオロナミンCを混ぜて作った飲み物、サウナ界であみ出されたら必殺経口補水液「オロポ」まで用意してくれていた。で、これがまた美味しくて。失われたミネラル補充には最適で、ととのいまっしぐらである。
グランピングでも至れり尽くせりなのに、サウナでも至れり尽くせりで、本当に全ての出来事に感謝。自然に感謝。インスタ投稿ならハッシュタグ感謝。
で、3セット目の滝からあがり、ととのい椅子で空を見上げていたら、なんと流れ星。このサプライズは、めちゃくちゃ嬉しくて、脳内麻薬がドバドバと出るのがわかった。
プロサウナーにさっき流れ星が見えましたよ、と伝えると「おお!それは羨ましい!最高のプレゼントですね〜」と言ってくれたのだが、次の瞬間、冷静な口調で「目眩とかでないですか?大丈夫ですか?」と。
いやはや、サウナスパ健康アドバイザーの資格保有者。最後の最後まで僕の体調をも気にかけてくれる。さすがプロサウナー。プロフェッショナルな対応で、人生初のテントサウナは最高の思い出になった。
グランピングにテントサウナ、至れり尽くせりでハッシュタグ感謝である。