ハリマのアルカポネ
(2022年12月23日の記事)
アルカポネという人物をご存知だろうか?あまりいい話ではないのだが、いずれ世間にバレるだろう。ここらで先に話しておこうか。
このままでは僕はこの人物と同じ道を辿ることになる。
ウィキペディアを参考に『アルカポネ。アメリカ合衆国のギャング。禁酒法時代のシカゴで、高級ホテルを根城に酒の密造、販売、売春業、賭博業の犯罪組織を運営し、機関銃を使った機関銃掃射まがいのの抗争で多くの死者を出したことでも知られている。頬に傷跡があったことで、「スカーフェイス」という通り名があった。』
筋金入りのワルだということがわかるだろうか。もう一度いう、このままでは僕はこの男と同じ道を辿ることになる。
以前のブログにも書いたが、僕は国の許可なくビールを作り始めた。密造酒である。実はこれ、逮捕事案なのである。通報があれば僕は捕まるだろう。かまいたちの漫才のネタではないが、じゃあなんでこんなにも堂々としてブログを書いているのか。その辺りの話を今回は。
いつもの如く大袈裟に、世界のワルと同じ道を辿ることになると、かましたが、そんなはずもなく、ちゃんと合法的にビールを造っている。炎上する前にカミングアウト。ちゃんと「合法的に」造っている。
日本ではアルコールを生成させるためには国の許可がいる。アルコールには税金がかかるので、詳細には税務署の許可が必要となる。
さて、ここで法の抜け道である。この機に及んでワルぶった言葉を使いたがっているだけだ。法の抜け道、うん。放っておいてくれい。
アルコールには度数というものがある。ビールのアルコール度数といえば5%前後。ストロングといわれているものは9%。ウオッカは40%前後。この度数をコントロールして、合法的にビールを造る。日本の法律では1%未満のアルコールの生成はセーフなのだ。それこそ、最近流行りの微アルコールというジャンルである。ここに目をつけた。
さて、思い出してほしい。僕はお酒がかなり弱い白帯である。いや、なんなら日常は全く飲まない素人だ。だが、しかし、ここである。好奇心はある。微アルコールビールを物は試しと飲んでみてピンときた。このジャンルは今後必ずや僕のようなアルコール弱者の救いになる。確信した。いや、弱いんやったら飲まんでええやんが聞こえてくるが、そうじゃない。弱くても飲みたい夜だってある。いや、このアルコールのやり取りの話は以前のブログを遡ってでも読んでほしい。
ここが交差した。僕のお酒の弱さ×クラフトでアルコールをコントロールできる=とりあえず始める=しかも合法=さらに話題性。
さて、そんな想いでできたビールなのだが、味は上々。ただ炭酸が弱いなど、まだまだ試行錯誤、課題だらけ。改良を重ねて仕上げていこうと思っている。
ハリマのアルカポネ作「ハリマビール」誕生秘話です。また大袈裟にしてからに。