取り憑かれる男

(20241月5日の記事)

急に取り憑かれる。いつもそう。急にスイッチが入ってしまう。

占いにハマり、受ける側からする側に、数秘術から始まりタロットへ。数秘術は独学で、タロットは運良く師匠に出会い、月一の勉強会を開いてもらっていた。2022年12月の勉強会を最後に道半ばになっているが、師匠からは沢山の学びを得た。一言で「占い」といえば簡単だが、めちゃくちゃ勉強が必要で、一朝一夕ではマスターなんてできない。

相手に渡す言葉ひとつで人の人生を左右することになる、恐ろしくも素晴らしい「魔法の言葉」を操ることになってしまう。つまりは、それが「占い」とだけ呼ばれ、世間では当たる当たらないとなってしまう。そんなもんじゃない。

「占いを通じてその人を笑顔に」が師匠の教え。これが根底にあれば大丈夫と教えていただいた。

結果としてこれは最大の学びで、占い関係なく僕の中に生きた言葉として残っている。素敵だ。人生のテーマでもいい。接する人を前向きにしてあげることを考えたら言葉は浮かんでくる。うん、本当に素敵だ。

力がある美しい言葉はどんどん使いたいものである。

へいへいへい、それならあんたは占いができるのかって聞かれれば、そこはビビっていて、占いをした次の日に体調を崩す有り様、まだそのレベルで修行が足りない。ま、長い年月をかけてレベルは上げていこう。今はそんな感じ。

そうこうしていると、また何かに取り憑かれる。一昨年、昨年は珈琲がルンバだったが、この度は味噌汁の可能性に取り憑かれた。味噌汁なんて日本国民全員が大好きだし、改めて深掘りするところじゃないんだろうが、ハマるとそう思っちゃう。可能性を感じてしまう。

家事に関しては全くできない昭和男で生きているが、いっても時代は令和。家事の一つくらいはできないと肩身の狭い思いをする。いや、いつの時代もする人はするし、しない人はしない。するから偉いんじゃない、して当然。それが普通。

そんな僕はスタートを切ったらトコトンしてしまう。それが怖かった。いや、何を呑気に怖がってんねん、そんなこと言っとらんと、は、や、く、やりなはれ、なのだろう。うん、ごもっともごもっとも。けど、また道具がどう?とか言っちゃうタイプじゃないですか、僕って。ええ、はい。

だから、味噌汁との出会いはとても良かったと思っている。するなら毎日したいし、カレーにめちゃくちゃ凝っても毎日カレーも疲れてしまう。「味噌汁」うん、丁度いい。

当然だが、毎日作っている。具材を変え、味噌を変え。出汁もそのうち鰹節を削ってとるだろう。うん、寄り道の未来が見える。けど、結局ハマって取り憑かれると面倒くさいことをしたがる男。結局、面倒なことが面白い。

そんな流れをお客様に話すと味噌を作ってはどうですか?と煽られる。味噌作り。やっちゃいますかね。

僕の作った味噌汁を食べながら占いします。需要ありますかね?ふっ


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