「時短勤務を求める企業なんてあるのか」への答え
ワーママの転職支援を行なっているものです。
ご登録いただく方のほとんどが時短前提。
保育園のお迎え時間が決まっているためです。
(ワーママが迎えに行くという前提もおかしいけど。もっというと、ワーママという言葉も変だけど。まあその話はまた今度。)
この仕事をしていてよく聞かれるのが
「時短勤務(者)を求める会社なんてあるんですか?」
という質問。
結論、あるけれど、一般求人に比べれば相当少ないです。
あるとすると、
「フルタイムの正社員1人分はないけれど、正社員にお願いしたい仕事」
ということになります。
針の穴を通すような確率でしかそんな求人は存在しないです。きっと。
ただこの仕事を2年近くしていて知ったのは、企業も採用したい人物の採用に困っていることです。
目の前に
①スキルも人柄も惚れ込んだ時短勤務の候補者
②スキルや人柄に少し懸念点があるけどフルタイムの候補者
がいた場合、企業はどちらを選ぶのか。
(私がお手伝いしている企業に限りますが)①の可能性の方が高いと思います。
なぜなら採用責任があり、これから一緒に働く方に対して妥協して採用することはほとんどないから。そして②は大抵の場合、有名企業や大企業、採用に力を入れられる他の企業との採用競争が起こり、採用知名度が高くない企業は競争に負けてしまいます。
ワーママの転職では会社の知名度というより、「キャリアチェンジ」「両立できる環境」などが条件として優先条件で上位に来ることが多く、そうした条件を満たす企業にとっては採用競争度が下がり、良い人材を採用することに繋がるのです。
とはいえ、まだまだワーママの転職に関してオープンである企業は多くないのが現状。2021年はコロナと向き合いながら、もっとワーママの方の転職の選択肢を増やす1年にしていきます。