バイオリンの表板は、ほとんど2枚板。
前回に引き続き、バイオリンの表板の話。
表板って、1枚板って、思ってませんか?
断トツ2枚板の方が多いんです。90パーセント以上。
わかりやすいように、ビオラのアップ!
よーく見てください。
真ん中に継ぎ目があるの、わかりますか?わかりませんよね。
1枚板と言われれば、はいそうです、って私なら返事しそう^^;
もうちょっとわかりやすい写真。
Antonio Stradivari = アントニオ・ストラディバリウス
(すごい楽器を作ったお方です。すごいお値段の楽器です。
アントニオの話は後日)
ちょっとわかりやすいかな?
では、もっとわかりやすい、塗装前のもの。職人さんの手が写ってます。
元々の材料はこんな感じで売られています。
ちなみに、1枚板。
1枚板が偉いわけでも、音が特にいいわけでもありません。
圧倒的に、1枚板の数が少ないだけ。
いやぁ、職人さんってすごい。
私、ずーっと、表板は1枚板って、騙されてましたもの。
ちなみに、私の楽器も2枚板。
やはり。わからない。
補足:バイオリンでいう1枚板は単板という意味ではありません。
2枚板が合板ということでもありません。
バイオリンでいう2枚板というのは、2つの木を楽器の中央で、接ぎ合わせている book matchということです。
という意味合いなので、1枚板も2枚板も値段がすごく変わるということではないです。
よろしければサポートお願いいたします! いただいた費用は、音楽活動、制作費に、良いものを発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。