バイオリンの弓は、セットではありません。
バイオリンの弓って、バイオリンのおまけ、バイオリンを買えば付いてくるものって思ってませんか?
確かに、初心者用は、セットで売ってます。
ですが、本来、バイオリン製作者と弓の製作者は違うのです。
なので、別売り!
バイオリン本体は、イタリア製
弓は、フランス製 が良いとされています。
明るいイタリア人が製作したバイオリンを、手先が器用なフランス人が製作した弓でふわっと奏でる、そんなイメージでしょうか。
さて、弓の木の部分の材料は、ブラジルのフェルナンブコ州で採れる、その名も
「フェルナンブコ=Pernambuco」です。ペルナンブコ、ペルナンブーコとも呼ばれます。
弓の材料は、元々まっすぐな棒。
これを熱によって曲げて、反り返らせます。この反りが戻らないのが、フェルナンブコです。
残念ながら、フェルナンブコは、絶滅危惧種に指定されたので、材料の入手は困難です。
フェルナンブコを発見したのは、フランソワ=トルテ氏 Francois Xavier TOURTE。弓作りの最高峰です。
弓も最高峰のものになると、数千万円。
ちょっとしたマンション価格!?
ちなみに、最高峰のバイオリン本体は、数億円〜十数億円
弓はおまけではないのです^^;
ところで、写真のピンクの弓、気になってます?
次回は、弓に使われる材料をさらにご紹介致します。
依田彩のwebも見てみてくださいね。
https://www.fiddle-violin.com/
依田彩、何者?がわかります
https://www.fiddle-violin.com/blog
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