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干物女が筋トレをする理由は、もちろん人に「仕上がったボディ」を見せるためではない。


「彼氏ナシ、×なし、結婚の予定もなし」の3拍子そろったわたし干物女が、重たいお尻を上げて筋トレをする理由はもちろん、

「誰かに見せるため」ではない。

見せようにも、見てくれる人がいないのだ。

誰に見せようと言うのだ。


彼氏ナシがこれまでに増して、誰の視線も気にしなくなったキッカケが、コロナによる外出自粛。

「自粛」「在宅」という二重の鉄のカーテンが、干物の私と社会を隔て、文字通り「誰にも見られない」生活が続いている。

(お店の人と、すれ違う人は別として・・)

わたし || 「自粛」 || 「在宅」 || 社会の人びと

あれ、2重と言ったけど、壁が3枚になってしまった。。

ともあれ、ただでさえ「見た目を変えることのモチベーション」が低い干物女が、職場のおじいちゃんにも見られなくなった今、

「見た目を変える」ことをエサにして重たい腰を上げて運動をすることは、

ほぼ不可能だ。


干物女は「生きるために」筋トレをする

では、なぜ筋トレをするのか。

それは文字通り、「これ以上、座っていられない」と思ったから。

超インドア派でおうち大好きのこのわたしが、今回初めて「家で作業し続けること」がツラいと感じた。

デスクワークからくる肩こりや体のなまりには慣れているが、

今回ばかりは体だけじゃなくて、心まで重い。


月曜日の朝パソコンを立ち上げてから金曜日の夕方パソコンを閉じるまで、気が付いたら両親以外の誰とも話していないということもあるし、

うちは2世帯住宅だから、両親とでさえ夕食の時間以外は話すことも少なくて、キホンはひとりでおうち時間を過ごしている。

1人が好きし、ひとりも悪くないんだけど、ここまで一人だとやっぱりちょっとだけつらくなって、

「この世に存在する意味ってなんだっけ」なんて、答えの出そうもないことを永遠に考えては、どんどん深みにハマっていく自分がいて。

そんなある在宅の日、落ち込みが落ちるところまで落ち込んで、とうとう沼底に達した音がした。

「もうこれ以上はムリだァああーーー!!」

と、自分の中で何かが切れてわたしは唐突に、

筋トレをした。


心が突然、上向いた。

筋トレと言ってもHIITという、短時間で筋肉に最大の負荷をかけるタイプの、あの筋トレ。

ちなみにHIITの動画はこちら↓

最初は、「こんなん一生やってられるわ、よゆ~」ってくらいのウォーミングアップから始まるんだけど、

気が付いたら「ゼェゼェ・・」と、肩で息して必死に運動している自分がいた。体を動かすこと以外、何も考えてなくて。

冬だっていうのに動画が終わるころには気持ち良い汗までかいていて、なまりになまってダルかった体がシャキッとして、

そうしたらいつの間にか、心までシャキッとして

心もからだも、爽快だった。


「適度な運動と・・・」は、本当だった。

「適度な運動、バランスの摂れた食事、十分な睡眠」が大切だということは耳にタコができるくらい、まるでマントラのように聞いてきたけど、

あれは、本当だった。

もし今、これを読んでくれているそこのあなたが体も心も沈んでいて、音楽をかけても、散歩にでかけても、お酒を飲んでも気が晴れないとしたら、

ぜひ、HIITをやってみてほしい。

そしてこのコロナ自粛をともどもに、力強く乗り越えたい。


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