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🎥感想/「拘束」Detainment
30分映画
アカデミー賞候補作 監督:Vincent Lambe
被害者母親により批判されていることに留意
1993年の英国、10歳の少年2人が2歳の男の子を連れ去り、残忍な方法で命を奪う実話ベースの映画
英国では10歳から刑事責任を問えるらしい
なんやかんやあって(残忍すぎるので自己責任で調べてください)少年たちは捕まるのだけど、保身のために嘘をつく
同情しそうになるくらい泣いて否定する
YouTubeに実際の音声が上がっているからこれも自己責任でご視聴ください
でも所詮子ども
カマをかけると簡単に相方を売る
自分たちがやったことを確実に理解している
彼らの成育環境は人としての常識を学べるものではなかったという(家族間でのDV、性的虐待などが当たり前)
映画ではそこまで描かれていないが、すでに壊れた人間が出来上がっていたと言えるかもしれない
彼らはやってはいけないことと理解はしていたが捕まるまでは何事もなかったように過ごしている
少年犯罪の低年齢化は育った環境のせいだと言えるのかもしれない
かと言って減刑しても根っからの衝動であったなら更生は難しい
彼らはどちらだったのか?
英国でも収容期間で揉めたみたいだが18歳で出てきている
有罪判決が出てからは実名報道もされているが出所の際新しい名前を与えられている
一人は厚生できたようだが、もう一人は児童ポルノで捕まっている
この児童ポルノで、と言うのがこの事件の伏線回収とも捉えられる
加害少年たちはあることだけ口を閉ざした
2歳の子は戻らない
加害者はまだどこかで生きている
全員が犠牲者とも言えるところがずっとモヤモヤする
日本でも高知県小2水難事故がある
簡単に事故で片付けられた
少年たちの証言はコロコロ変わっているのに
今でも被害者の父親は真相究明したいと活動していらっしゃる
子どもは嘘をつく
凶悪犯罪には刑事責任の年齢制限をなくしてもいいのかもしれないとも思う
でも彼らの育った環境を作った大人の責任でもある
純粋に残酷な分、被害者はずっと救われないのではないか
未だにモヤモヤしているからここに書いてみた
みんなも観て私と同じくモヤモヤしてください