理せいフォーエバー
10年以上にわたり、淋しい極悪中年(オレのこと)の「隠れ家」「愚痴り場」「から騒ぎ場」として存在し続けてくださった、西新宿五丁目の串揚げ屋「理せい」が、いよいよ閉店なのです。
「店、閉めるんだよね」と大将から聞かされてからは、毎晩涙で枕を濡らし、ああこれからはどうやって生きていけばいいのだろうと途方に暮れたりもしましたが(まあ、大袈裟だわな)、これまでのお礼も兼ねて、最後の理せいを友人と一緒に、思いっきり堪能させていただいたのでした。
いつ行ってもメニューは同じ、「今日のオススメはこれ!」というような鼻息の荒さを一切感じさせないノンプレッシャーな感じ(もちろん褒め言葉ですよ)が心地よいお店でした。
でも、衣が薄く、いくらでもイケちゃうヘルシー感覚の串揚げは天下一品。
豚の角煮も、カジキマグロのバター焼きも、タンドリーチキンも大好きでした。
そうそう、この近くに舞台稽古をするスペースがあるらしく、その帰りなのか、一度、キョンキョンさん御一行がいらして、私はその横で友人と飲んでいた、ということもありました(私はそのとき一切キョンキョンさんに気が付かなかったのですがね)。
とにかく、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
東京はそれこそ星の数ほど飲食店がありますが、その中からいいなと思う店、何度も通いたいなと思う店を選別しようとすると、いきなりその店は数えるほどになってしまったりします。
いい店だなあと思って、また行こうと思ったら、もう閉店していた、なんてことも多々あります。
そういう意味で、10年以上も馴染みにさせていただき、くつろげる空間を提供してくださったこのお店に、ただただ感謝、なのであります。
どうもありがとう!
老後の楽しみになればと、というか、ボケ防止に、コツコツ始めてます。