成功とか失敗とか
よく話題になるじゃないですか?
そりゃあね、短期的視野で見れば明らかに成功とかあるだろうけど数十年単位で鑑みたら成功のようで失敗とかその逆とか頻繁だと思うのです。
あるいは世間的に成功と評価される物事も個人レベルでは大失敗なんてのも珍しくはない話で。
よく聞く「子育てに成功した」とかってまるっきりナンセンスではないかな。勉強得意な子になったりスポーツで好成績出すと言われがちだけど、その後の人生まで決まるものじゃないし上記に述べた通り人によって評価はまちまちだし。
例えばゴッホは成功者か?つまり成功した人生か、その親は子育てに成功したのか?
フィンセント・ファン・ゴッホは生前には一枚しか絵が売れなかった、その売れた一枚も実弟が買った。で、死後しばらくして名画家の名をほしいままにするのだが当人は知りようもないわけで。
生涯好きなことをやって果てたのだから幸福でしょみたいな意見あったけど、本人は自分の絵が認められないことをひどく悩んでたらしい。
なんてことをつらつらと考えてると成功とか失敗とかは無駄な分類だし、なるがままにしているのがいいのかもななんて益々老荘思想に傾倒していくわけです。