不登校を脱出するために、怒りに頼るべきたった一つの理由
はじめに
こんにちは、ようちゃんです。
あなたは不登校の子どもに対して、怒りの感情がこみ上げてくることがありませんか?
時には怒りの感情を子どもに直接ぶつけてしまって、自己嫌悪に陥ったり子どもとの関係が悪化したりすることもあるかと思います。
でも、その怒りの正体を知り、怒りと上手に付き合っていくことで、子どもへの執着を手放すことができたり、間接的に子どもの自律へと繋がったりするんです。
ということで、今回の記事は「不登校を脱出したいなら 怒りを頼れ!」という話です。この記事では、怒りになぜ頼るのかを理解し、怒りとどのように付き合っていくかを紹介していきます。
あなたはきっと、マインドチェンジをして、子どもを100%信じながら前向きに過ごしている未来を望んでいますよね?
でも子どもの変化のない様子を目の当たりにしては、怒りや疑問の感情で頭がいっぱいになっているんだと思います。「怒ってばかりの自分が嫌になる」と自己嫌悪に陥ってしまっていませんか?
人間、感情の生き物だし、僕も怒りの感情が先行してキツイことを子どもに言っちゃうときがあるので、その気持ちがめちゃくちゃ分かります。
しかし、あなたがもしこのまま子どもに対して感情的にかかわっていくとどうなると思いますか?
そうです、親子関係が悪化するだけでなく、あなたは不登校の子どもへの執着にまみれてストレスがどんどん大きくなっていってしまうんです。
だからこそ、この記事を最後まで見て「怒りを頼る」の意味を理解し、自分の感情と上手に付き合っていく必要があるんです。
今回紹介する内容を行動に移していけば、子どもに対する怒りの感情と行動を分けることができ、衝突を避けることができます。
それに伴って子どもへの執着を手放すことにもつながり、自分の人生に目が向いたり、子どもが少しずつ自律したりする未来が待っているんです。
実際に僕のクライアントさんも、怒りと上手に付き合うことが少しずつできるようになり、マインドチェンジがどんどん進むことでお子さんとの関係が改善していったんです。今では自分のやりたいことを心から楽しむことができていて、お子さんも心身共に元気になっていきました。
なので、あなたもぜひ今回の内容を自分のものにし、怒りの感情に支配される状況を解消していきましょう。
本題
それでは本題に入ります。
まず、あなたは「怒り」という感情を誤解しているかもしれません。
子育てをしていて、子どもに対してイライラしない親なんていないですよね。
ましてや子どもが不登校ともなると尚更かもしれません。
「今日は怒らないようにしよう」と決めた矢先に怒鳴ってしまった・・・
僕のクライアントさんの一人も、このような状況が日常茶飯事だったんです。
この「怒り」という感情、厄介ですよね。あなたも、できれば怒りを感じたくないのではないでしょうか?
しかし本来、感情というものに良し悪しはなく、喜怒哀楽すべてが大事なものです。
実は怒りも同様、抱いちゃいけない感情ではなく、とても大事な感情の1つです。
ここで大切なのは、「感情」と「行動」を分けて考えるってことなんです。
怒りの感情=怒鳴ると考えてしまいがちですが、心の中で湧き上がる感情と、それをどう行動に移すかは別に考える必要があります。
つまり、怒りの感情がNGなのではなく、その後の行動や表現が問題なんです。
例えば、大きな声で怒鳴らなくたって怒りの感情を伝えることは可能です。
「約束を守ってくれなくてガッカリした」
「それをやられると気分が悪くなるからやめてほしい」
このように冷静に怒りを伝えることもできるはずなんです。
ということで、怒りと上手に付き合っていくためには、まず「怒りの表現」についての自分のイメージを変えていく必要があります。それができれば、怒鳴る以外の方法で適切な表現ができるようになっていくんです。
そもそもなんですけど、怒りは状況を変えるためのエネルギーになるので、もっと頼るべきなんです。
「え?言ってる意味が分かんない」って思った人もいると思います。
「人間は感情の生き物」と言いますが、感情には何かを知らせる機能があるんです。
例えば、「不安」は安全でない状況から身の危険を知らせてくれるし、
「悲しみ」は何かを失ったサインであり、喪失を知らせてくれます。
では、「怒り」は何を知らせてくれるんでしょうか?
実は怒りは「何かがうまくいっていない」ことを知らせてくれているんです。
親の「こうあってほしい」という理想と現実とのギャップを示すサインであり、そのギャップを何とか理想に近づけたいと考える時に生じる感情が「怒り」なんです。
例えば「学校に行ってほしいのに、うまくいかない」
「生活習慣を直してほしいのに、うまくいっていない」
このギャップをなんとかしようと思えば思うほどイラついてくるんですよね。
もともと学校には行かなくてもいい、生活習慣が乱れていてもいいと思っていたら、そもそもギャップはないから怒りも込み上げてこないはずです。
このように、「怒り」とは何かがうまくいっていないサインであり、視点を変えれば「自分が困っていることを示す感情」だといえるんです。
「それはわかったけど、怒りが込み上げてきたときに具体的にどうすればいいの?」って思った人もいますよね。
自分がイラついてきたとき、
「何がうまくいってないんだろう?」
「自分は何に困っているんだろう?」
こう考えてみることが感情に流されずに行動するコツです。
同様に、もし子どもが怒っている場合、「何に困っているんだろう?」と冷静に観察することが重要になります。
ここまでの説明だけでも、怒りという感情は「ただ抑え込まなければいけない厄介な感情ではない」ということが理解できたんじゃないでしょうか?
むしろ、怒りは困った状況を変えていこうとする前向きなエネルギーと言えますよね。
自分の思いや願い、希望を実現していくための大事な感情でもあって、
上手に付き合うことができれば怒りはプラスにしていくことができるんです。
ちなみに、子どもが怒っているときは、学びのチャンスと捉えましょう。
子どもの成長に繋がるからです。
ここで親が一緒になって怒りに支配されちゃったら、非常にもったいないです。落ち着いて冷静に子どもの怒りに向き合っていきましょうね。
この辺は後でもう少し詳しく説明していきます。
ところで、聞いたことがある人もいると思うんですけど、
怒りと上手に付き合っていく手法として「アンガーマネジメント」があります。
①自分の怒りの感情が示すものに気付く
②怒りの感情をうまくコントロールする
③適切な形で表現できるようになる
アンガーマネジメントはこの3つを目的とします。
アンガーマネジメントを実行していくに当たって、
まずは①の怒りの背後にある本当の気持ちを見つけることが重要になってきます。
で、怒りの背後にある「本当の気持ち」とはどんなものでしょうか?
例えば
・嫌なことを言われて傷ついた「悲しみ」
・自分の気持ちを分かってもらえなかった「孤独感」
・何とかしてもらいたいという「期待感」
・その期待が外れた「失望感」
・何をやってもうまくいかない「挫折感」
・自分自身が嫌になる「不甲斐なさ」
このようなたくさんの「本当の気持ち」が、怒りの背後に隠れている可能性が高いです。
では、どうやって怒りの背後にある「本当の気持ち」を見つければいいのか。
それは、怒りを感じた時
「あっ、今自分はイラついてるな。この怒りは自分に何を教えようとしているのかな?」
「背後にはどんな気持ちが隠れているんだろう?」
このように自分自身の怒りの感情と対話をする癖をつけることで、本当の気持ちが見つけやすくなっていきます。
そして不思議なことに、本当の気持ちが見つかれば、おのずと怒りは鎮まっていくんです。
多くの親にとって、不登校の子どもとかかわりで怒りが強くなっていくのは、親の期待通りにならない子どもに対するイライラですよね。
「朝起きてほしいのに起きない」
「やってほしいのにやらない」
「学校に行ってほしいのに行かない」
「勉強してほしいのにしない」
これらの子どもに対する「期待感」、そしてそれを裏切られた「失望感」が怒りのもとになっているんです。
また、理想的な子育てができていない自分自身に対する「不甲斐なさ」を
子どもに怒りとしてぶつけてしまうことも少なくありません。
そんな時は、目の前の我が子に対する期待が現実的なものであるかを冷静に考える必要があります。
子どもに対してイライラしたら
・子どもに対する期待値を下げてみる
・同年齢の子どもと比較せず、目の前の我が子だけを見る
これらを冷静に考えてみてほしいんです。
完璧な人間はいませんよね?それは親であるあなたも、子どもも同じで完璧ではないはずです。
子どもへの期待をあきらめることも、大事な子育てのプロセスじゃないですか?
あきらめると聞くとネガティブな感じがするかもしれませんが、
「諦める」はもともと仏教用語で「明らかに物事を見定めること」という意味なんです。
親が思い描く理想の子どもを見るのではなく、目の前にいるそのままの我が子を見ていく。期待とあきらめのバランスが肝心なんです。
最後に、子どもの怒りに対しては、どのように対処していけばいいのでしょうか?
とにかく、子どもの怒りを押さえつけないことが大切です。
怒りは大事な感情でしたよね?
焦らず、冷静に対応することを忘れないでほしいんです。
「子どもの怒りを何とかしなければ」と焦れば焦るほど、
火に油を注ぐようなもので逆に怒りを増幅させてしまうことがあるんです。
子どもの怒りに対する代表的なNG行為は
・大きい声で「落ち着きなさい」などを言う
・同じように感情的になる
・怒っていることを責める
・議論や対決をする
・体を押さえつける
・抱きしめる
・「どうして怒ってるの?」と聞く
これらのNG行為がまさに火に油を注ぐことになるんです。
自分の時と同様に、子どもの怒りに隠れている「本当の気持ち」や「困り感」を探していきましょう。
しかし、ここで焦ってはいけません。
子どもの怒りの背後にある困り感を一緒に確認していくのは、子どもが落ち着いてからです。
「子どもが落ち着くのをただ待っていればいいってこと?」って思った人もいると思いますが、それでは子どもの怒りをスルーしているだけになってしまいます。
では、どうすればいいのか?
まずは
「怒ってるんだね」
「腹が立っているんだね」
と穏やかにゆっくりと語尾を下げて伝えましょう。
感情は、自分や他人にわかってもらう、受け容れてもらえたときにスーッと落ち着いていくものです。逆に感情を認めず否定すると、感情は強まってしまうんですよね。
怒りの気持ちを汲み取ってもらい、共感してもらえたとき、子どもの中で氷が解けるような間が生まれます。
やがて冷静さを取り戻し、怒りの感情はクールダウンしていきます。
そうして落ち着いてから、一緒に怒りの背後にあった本当の気持ちを見つけていくんです。
つまり、まず親が子どもの怒りの感情を受け容れ、言葉によって共感してあげることで子どもの怒りの感情をコントロールする力が育まれていくんです。
また、背後にある困り感を言語化することで、怒りを表現する力も養われていくことでしょう。
子どもの怒りに対して「そのくらいで怒って」と評価してしまうと、
子どもは怒りの感情自体を悪いものだと意味付けてしまい、我慢し、表現できなくなっていきます。
怒りの感情はなかなか消えないので、ためこんでしまうと心身に悪影響を及ぼすことにもなりかねません。
子どもにとって喜怒哀楽を素直に表現できることは、心身の健康や心の成長に欠かせないんです。
怒りの感情さえも受け容れてくれる環境、つまり怒りと付き合ってくれる親がいてくれたら、子どもも怒りと上手に付き合うことができるようになっていきますから、親であるあなたの役割は非常に重要だと言えます。
あなたが自分の怒りや子どもの怒りと上手に付き合うことができれば、確実に今よりもストレスが減り、子どもへの執着も手放すことが可能になり、それに伴って子どもも感情のコントロールによって自律していく未来が待っているんです。
メッセージ&お知らせ
あなたは今まできっと、数えきれないくらい子育てで失敗してきましたよね?
僕もまったく同じで、リアルタイムで失敗どころか後悔しまくっています。
というか、世の中の親全員が同じように失敗しているんですよ。
「子育てがつらい」「子どもが憎たらしい」という感情は、ごくふつうの感情なんです。
それくらい子育てって誰にとっても未知の冒険だから当然ですよね。
でも、数えきれないくらい失敗や後悔をしているってことは、その分あなたも僕も学び成長しているはずです。
そう思わなきゃやってられないし、絶対親として成長しているはずなんです。間違いありません。
親だって未熟です。だけど、怒りの感情や自分のダメな部分に打ち勝とうとしなくていいんです。
弱い自分やダメな自分をすべて認めて、受け容れていくことによって人として成熟していくものです。
ダメな自分、ネガティブな自分を受け容れることができれば、子どもに対しても同じスタンスがとれるようになります。
子どものダメな部分、ネガティブな部分を受け容れることができるようになるんです。
それができれば、子育てはしんどい作業ではなくなるし、不登校の子どもに対する執着だって少しずつ手放せます。
大丈夫です。あなたの子育ては間違ってなんかないし、誰よりも真剣に子どものことを考えて、自分と向き合っているじゃないですか。
こうやって時間をかけて学ぼうとしている人、ほんとに少ないんです。
だから自信をもって、柔らかい頭と心でお子さんとかかわっていってください。絶対にお子さんもあなたも不登校から脱出できます。
心の闇すらも引き連れて、明るく過ごしている未来を信じていきましょう。
ここまで見ていただき、ありがとうございます。
最後まで見ている時点で、本気でマインドチェンジをしていきたいという意気込みがあるはずなので、あなたは素晴らしいし、絶対に実現していけるはずです。
今回紹介した怒りの感情への対処、ぜひご自身でも試してみてください。
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メッセージ数に上限がある関係で、タイミングによっては受け取れない可能性もあるのでお早めに受け取ってみてくださいね。
おわりに
最後に復習をしていきましょう。
子どもや自分自身に対する怒りの感情は、決して悪いものではありません。
問題なのは、怒りの感情が湧き上がった後の行動や表現の仕方なんです。
怒りはただおさえこまなければいけない厄介なものではなく、何かがうまくいっていないサインであり、困った現状を変えていこうとする前向きなエネルギーになります。
プラスのエネルギーにしていくためにも、怒りの背後にある本当の気持ちを見つける習慣を身に付けていきましょう。本当の気持ちが見つかれば、怒りも鎮まっていきます。
また、子どもへの期待をあきらめることも大事な子育てのプロセスでしたね。
期待とあきらめのバランスを意識していきましょう。
そして、子どもの怒りに対しては、まずは共感です。
子どもが落ち着いたら、一緒に困り感を言語化していけるといいです。
このように、怒りと上手に付き合っていくことは、子育てにプラスに働きます。
やがて子どもへの執着を手放すことにもつながり、自分自身の人生に目が向くようになります。
すると子どももどんどん自律していき、親子で一緒に不登校を脱出できる未来へと進んで行けるはずです。
ぜひ今回の動画を繰り返し見て、怒りをプラスのエネルギーに変えていってほしいと思います。
ということで、今回も最後までご覧いただき本当にありがとうございました!
今回の記事で少しでも怒りに頼ってみようと思った人は、ぜひスキを押してもらえればと思います。
これからも不登校脱出や子育てに役立つ記事を配信していくので、そういった記事を見逃したくない方はフォローもよろしくお願いします!
それではまた、次の記事でお会いしましょう。ようちゃんでした!