「秋の三溪園見学ツアー〜紅葉の遊歩道開放とライトアップを楽しむ〜」を開催しました
こんにちは、Yocco18の坂口です!
12月1日(日)にファンコミュニティで「秋の三溪園見学ツアー〜紅葉の遊歩道開放とライトアップを楽しむ〜」を開催し、7名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
それでは、「秋の三溪園見学ツアー〜紅葉の遊歩道開放とライトアップを楽しむ〜」の当日の様子をお伝えします。
概要
本牧三之谷にある三溪園は、生糸貿易で財を成した実業家・原三溪によって作られた日本庭園です。約175,000㎡に及ぶ谷あいの広大な土地に、京都や鎌倉から移築した17棟の歴史的建造物が巧みに配置され、風光明媚な景観を作り出しています。横浜、さらには日本を代表する日本庭園の一つと言えます。
Yocco18運営メンバーにとっても、「開港5都市景観まちづくり会議 2019横浜大会」で担当した分科会で訪問するなど思い入れのある場所です。
ツアー開催時には内苑にある聴秋閣の奥の遊歩道が開放されるとともに、紅葉のライトアップが行われていて、皆さんとこの時期しか見ることができない景色を楽しめました。
まずは、内苑へ
15時に正門前に集合し、さっそく園内へ。正門を通った先は三溪園の外苑です。すぐに大池と旧燈明寺三重塔が見えてきます。
この三溪園を代表する素晴らしい景色を眺めつつ、この場所が原三渓の私邸で、外苑は無料で一般公開されていたことや、原三渓が実業家として経営の近代化、国際化に力を注いだこと、横浜の発展や震災復興に尽力されたこと、若手の芸術家を支援していたこと、文人や茶人としての顔も持っていたことなどを説明しました。原三渓の本宅で、現在は貸出施設としても使われている鶴翔閣を見学しつつ、内苑を目指します。
内苑にある聴秋閣の奥の遊歩道が期間限定で開放されていたのですが、16時で閉じられてしまうため、まずは遊歩道に向かいました。
内苑に入ると臨春閣と小さな池が現れます。臨春閣は紀州徳川家の別荘だった数寄屋風書院造りの建物で、三棟が雁行型に連なっています。池とともに非常に優美な景観をつくり出しています。
池に架かる橋を渡ると旧天瑞寺寿塔覆堂に。近くに大きなイチョウの木があり、黄葉の時期には息を呑むような美しい景色を見ることができます。
さて、いよいよ目的の遊歩道へ。
普段は入ることができない聴秋閣の奥には、小川沿いに高低差のある遊歩道が整備されていてこの時期は紅葉を楽しむことができます。
まるで鎌倉にいるような錯覚に陥る風景です。
外苑に戻って旧矢箆原家住宅へ
内苑の紅葉を楽しんだ後は、外苑に戻り旧矢箆原家住宅へ向かいます。
旧矢箆原家住宅はかつて白川郷にあった民家で、内部を見学可能です。ただ、16時30分で閉まってしまうため少し足早に向かいました。
三溪園の中では、この建物だけ戦後に移築された建物になります。御母衣ダム建設の水没地域にあったため移築されたようです。
矢箆原家は飛騨の三長者の一人とも言われていたそうで、旧矢箆原家住宅は現存する合掌造りでは最大級なんだそうです。
ライトアップされた三溪園を楽しむ
旧矢箆原家住宅を出ると、だいぶ暗くなっていてライトアップも始まっていました。
さっそく近くにある旧東慶寺仏殿へ。暗闇に浮かびあがる旧東慶寺仏殿はとても厳かな雰囲気がありました。
大池や旧燈明寺三重塔も日中とは違った表情を見せてくれます。
そして、最後に再び内苑へ。
ライトアップされた臨春閣や旧天瑞寺寿塔覆堂などを心ゆくまで眺めました。
まとめ
三溪園は日本有数の日本庭園で、原三溪の人柄や功績も含めて多くの方に知っていただきたい場所ですが、アクセスが良くないこともあり行ったことがないという方も多いのではないでしょうか。今回も初めて訪れたという方が何名かいらっしゃいましたが、ファンコミュニティの皆さんに三溪園の魅力を紹介できて良かったです。
紅葉やライトアップなど息を呑むような景色を楽しむことができるのもこの時期ならではでした。それぞれの季節に素晴らしい景色を見せてくれる三溪園。また、皆さんと訪問したいです。