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小さな政府

やっとやっと、転売を取り締まってくれるみたい。

資本主義社会を健全に保つためには、政府は経済活動にあまり関わらない方がいい、という話を聞いたことがある。

不勉強なズブの素人としては、ということは今の日本政府は関わりすぎているの?と感じていますが、この転売への対応を見ていると積極的に関わってきたようには見えない。
小さな政府であるために敢えて関わらないようにしてきたようにさえ見える。

健全な資本主義社会というのがどういう社会であるのかは個人の価値観にも左右される難しい問題だとは思いますが、仮に今の日本が健全な資本主義社会であれば政府は小さくなっていればいいのかもしれないけれど、この状況で誰でも好きな価格でマスクを販売できるというのは健全な社会だとは思わない。

需要さえあれば問題なし。

というのは無責任すぎませんか。
というより、それはお金に余裕のある人にだけ当てはまる理論ですよね。

そして、小ささを振りかざして手を出さないのは、単に手を抜いているだけだと思う。

そもそも、経済の規模がここまで大きくなった時代に、政府がどれだけ大きくなったところでたかがしれている。
独裁者が出現する訳でもないし、民主主義さえしっかり守ればある程度の抑制は効くでしょう。

小さくありたいのか大きくありたいのか、小さい中で大きくありたいのかは知りませんが、法律を変えるとか言う前に、今の制度の中でできる限りの手段を使ってできるだけ多くの人を救っていただきたい。

税金は、権利と義務のバランスを取るために存在するんだと思う。
それをどう使うかで、国のバランスは大きく変わり、傾きもすれば安定もする。

その影響は、老若男女富貴貧賤を問わずその国の全ての人に及ぶ。
小さな国民はいないんですよ。

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