見出し画像

感覚で物事を言うのは幼稚なのか

読書のスピードが物凄く遅い、マカオ出身のよびと申します。それでも日ごろは本屋さんに足を運びがち、つい色んな本を手に取って、ほんの少しだけページをめぐってまた別の本を…話下手なので、「話し方」についての本がたまたま目に入って、読んでみたところ驚いた内容が書かれています。そのまま切り取った内容ではないですが、曖昧だけど大体の意味は

人と会話する時
場面:気温が高いある日、友人のAとBの会話内容
A:「熱い!めっちゃ熱い・・・」✕
B:「本当、熱いですね」
⇒という風に自分の感覚だけで物事を言うのはこの人の幼稚性の表れ
A:「熱い!最近さ、いわゆるヒートアイランド現象的なものですよね」〇
B:「ヒートアイランド現象って何ですか」
⇒そうしたら次の会話に繋がる

という著者の主張です。単なるこの例はよくないかもしれないが、私は少しイラっとしました。いや、逆にそういう話し方をする人はややこしい。「私は物知りだから」という風にも受け取られる。こっちは疲れます。

◽︎聞き上手=話上手

理系か文系の持ち主かはさておき。人間は共感を求める生き物で、気持ちの共有の方が人間関係においての潤滑油で、信頼関係を築くための最初の手段。ある意味で、聞き上手の方が話上手だと私は考えています。それは私自身にとっても課題である。

STEP① どうやって自分の話と相手の話の割合を整えるのか
STEP② どうやって相手から話を引き出せるのか
STEP③ どういう姿勢で話を傾けてあげるのか
STEP④ どうやって聞いてもらえるのか
話したい気持ちを一旦抑えて、聞いてから最後に自分の話をする

◽︎本当に幼稚なのどっちなのか

自分の感覚や気持ちを自分の口から出すのは幼稚な事なのか?幼稚=子供、子供は嘘を言わない、好きな物は好きという、嫌いな物は嫌いという。素直に自分が感じた事を言葉にする。なのに、大人は自分の目で見えることがこの世界のすべてだと思い込んで、何もかも当たり前のようになっていく

「当たり前のようなことは言うべきじゃない」
「役に立つような事を言わないと価値のない人間だ」

と、口に出さないとどんどん自分の気持ちも分からなくなる。まさに感情の感覚麻痺みたいに、ひたすら他人が言ってたことをそのままコピーしていいの?たまに子供みたいに感覚的に自分が感じ取った事を言葉にして、感性を磨くのを大事にする。そこには創造力に繋がる気もする。

特に美しいものはきれい、と言うようにしよう
感動を言葉にしよう
主観かもしれないが、それがいいです

◽︎感覚で物事を言う時の注意点

正確なデータが求められ時、数字で語るようにしましょう。特に一般の職場において、例えば上司から仕事の進捗を聞かれた時、「あと少し」「いつも通り進んでいる」「量が多いから、ちょっと時間いただきたい」など言っても、相手には正確に伝わらない場合があります。感覚というのは人それぞれだから、そういう場合においては、もっと具体的な言い方をしましょう。

ネガティブな感想。相手も同意見ならばまだマシだが、ネガティブな感想を聞いていい気持ちになる人はいないでしょう。場合によって、ただの文句にしか聞こえないかもしれない。ネガティブな事を言って、気持ちがすっきりになるかもしれないが、それ以外のメリットは考えられない。

辛い時、助けを求めたい時。一人で抱える必要はありません。②と矛盾になるかもしれないが、相手との関係性を考えた上で、伝えてもいいと思う。

◽︎物知りはこういう時に使いましょう!

確かに物知りの方と話してみると、今まで知らない情報が知れて、いい刺激になって勉強にもなるのですね。かっと言って、自分が全く興味のない話が延々とされるとしたらイライラするものですね。ポイントは相手が知りたいかどうか。なので先ほどにも書いてあるのですが、話する前にまずは相手の話を聞いておこうという事。相手があなたの話に興味を示し、「教えてください!」という風になると、「物知り」のあなたの出番です!どんどん教えてあげましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?