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豆モヤシのヒゲに励まされる今日この頃


豆モヤシのナムルを作る。



・豆モヤシ   一袋

・鶏ガラスープの素   小1/2

・お酢   大2〜3

・ごま油 ラー油  少々

豆モヤシのヒゲを取って塩を少し入れたお湯で3〜4分茹でる。水切りした熱々の豆モヤシに調味料をあえる。2〜3時間味がしみるのを待つ。


モヤシは安くて常に家計の見方だけどそれより少し高い(それでも100円しない)豆の付いてるモヤシの美味しさをしったら普通のモヤシには戻れない。むくみが取れるのも最高。


豆のシャキシャキを楽しむためにもピロピロ生えてるヒゲはとった方が絶対美味しい。

でも、これが面倒なんだ。

しかも一袋に100本位入ってるんじゃないだろうか。むしり始めるときは少しの気合いが必要になる。

むしって、むしって、またむしる。


やり始めればいつか終わるんだ。そう自分に言い聞かせながら、やる。

なんだか息苦しい作業だ。


3〜4分後、

無事全てのピロピロをむしり終えてできたヒゲの山に、達成感で一杯だ。あんなに山盛りだったヒゲ付きの豆モヤシの袋が空になっている様にいつのまにか私の心もすっきりさっぱりだ。


あぁ、そうかと納得した。

日々の生活でやならければならない事に追われ、やりたい事もやるべき事も、なんならやる必要のない事もごっちゃになっていつのまにか私はとっ散らかっていたんだ。私はパンパンに膨らんで、ツンと押されたら弾けてしまいそうな風船だった。息苦しさの原因だ。

ヒゲのせいじゃない。


山盛りだったヒゲ付きの豆モヤシの袋は私だ。終わりが来ないような気持ちになりながらでも一つずつ片付けていけばいつか終わる。焦らなくても急がなくても大丈夫。平気なふりして職人の様に手際よく、一つ一つヒゲをむしっていこう。

むしったヒゲをまとめて捨てる頃にはもの凄く豆モヤシに励まされて、妙なやる気に満ち溢れていた。

ありがとう、豆モヤシのヒゲよ。









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