見出し画像

突発性難聴になった話

noteを始めてから記事を書く大変さを身に染みて分かるようになったのですが、1度書き出すと楽しくていつもそこそ長文になってしまう。
読ませる人を困らせるタイプの書き手なのかもしれません。

そんな私ですが、約一ヶ月前に突発性難聴を発症しました。
名前の通り、本当に片鱗も兆候もなく突然発症しました。
朝起きた瞬間から右耳に詰まりと耳鳴りが激しく唾を飲み込んでもスッキリしない、そんな状態の中とりあえず時間が経てば治ると思い仕事に行くための朝の支度を開始した。
遅刻ギリギリの朝、駅着けば人身事故で遅延。
すし詰め状態の車内の中、治らない耳鳴りに不安を感じつつも乗客の熱気をくぐり抜け職場への道を急ぐ。

騒音の中だと耳鳴りが紛れるのかそこまで気にならなかったものの、職場で席に着くと途端に気になる耳鳴り、耳づまり。しかも音が反響して上手く聞き取れない、喋りづらいと来た。
しかも2方向で会話されるともう本当に駄目だった。音の洪水。
とりあえず1日働けば翌日は休みだから、大丈夫と自分を宥めるがストレスは募る一方の中目の前にあるパソコンで耳鳴りが原因となる病気を調べ始める手。
そこに見つけた突発性難聴の文字。
まさかそんなわけ、と思いつつ恐る恐る記事を見てみた。そっくりそのまま今起きている自分の状況と似ていた。
しかも突発性難聴は発症したらなるべく早く病院に行かないと治らないとまで書いてある。
調べている間もずっと高音の耳鳴りが頭の中を支配する。
治る治らないは置いてこの煩い耳鳴りは早く鎮めたかった私は、今日自分がいないと回らない仕事があるかどうかを上司に聞いた。
そしたらないと回答が返ってきた。
それならばと、今の自分の状態を説明し病院に行きたいから早退したいと申し出た。
有難いことに自分のいる職場はほとんどの人が親切だったので、案の定すぐに許可は出た。

遅刻してきた足で家までとんぼ返り。
そして病院に向かった。

診察結果はタイトル通り、突発性難聴だった。
精密な聴力検査をして、健康診断の検査が如何に簡易的なものであったのかを知ってしまったのは思わぬ副産物だった。
注意事項として、運動はしないで欲しいとだけ言われ複雑な飲み方の薬を出してもらい帰宅した。

再検査は一週間後に決まった。
そこから私は周囲に説得されるまま有給を駆使し仕事を休むこととなった。

突発性難聴とは
突然、左右の耳の一方(ごくまれに両方)の聞こえが悪くなる疾患です。 音をうまく感じ取れない難聴(感音難聴)のうち原因がはっきりしないものの総称で、幅広い年代に起こりますが、特に働き盛りの40~60歳代に多くみられ、ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などがあると起こりやすいことがわかっています。聴力を回復させるには、早めに治療を開始することが重要です。
記事参照URL e-ヘルスネット


こんなのんびり堕落とした長期休暇(1週間だけど)は数年ぶりだった為、最初の数日は何をしていいか戸惑ったが最後の数日は休みが終わること、再検査の不安もありずっとそわそわしていたように思う。
そして再検査の結果、私の聴力は若さの故かわからないが生活に支障がないほど回復した。
けれど耳鳴りや耳詰まりはしばしば現れるので、時間経過で様子を見るしかないらしい。
また薬を貰い服用しながら職場復帰も果たした。

かれこれ一ヶ月たった今では、ふとした時に耳鳴りは発生するが耳詰まりはほぼ無くなった。
耳鳴りそのものもなるべく意識しないようにしている。
一度意識してしまうとやはりうるさくてかなわない。

最後に何故この記事を書いたかと言うと、年齢に関係なく発症する病気だということを経験談と共にを広めたい。
もうひとつは自分のための備忘録として残しておきたかった。

どうかこの記事を読んでくださったそこの貴方が少しでも病気への知見を広げてくださると嬉しく思います。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?