ぜんぜん書けないこととサウスパーク
こんなにエッセイストが増える前からエッセイが大好きで、小説家の小説は読まずにエッセイのみ読むということも多かったし、自分なりに書いてみたこともあった。当時は周囲の評判も上々だった。
のに、だ。
いま、こうして書いてみるとぜんぜん書けなくて驚いた!
さっき書いたエッセイ、何の面白みもないって公開前に自分で分かってしまった。まるで「仕事で当たり障り無く書いた商品の推薦文」みたいな文章。
そしてそれが今の自分・・みたいな自己嫌悪に変わる。
当時と今で何が違うかと言えば、他者に対してそつなく取り繕うのが圧倒的に上手くなったことだ。
それにインターネットがこんなに普及することと時代の変化とで、「面白い」と思う内容も変わったんだろうな。もう大人になって日々「新鮮でびっくり!」「社会のこれについて腹が立った!」「私ってこういう人なの。わかって!」みたいなこともないしな。
(テレビでヤマザキマリさんお話されていて今も好奇心を失わず旅もできない中、自分なりに工夫していきいき過ごしていらして感銘を受けました)
でも書こう、書いてみよう。
自分で書いていて楽しいと思えるまで書こう。
サウスパークの新作が話題になっていて観たかったんだけど、日本語訳付きが無かったのでなんとなく見つけた「日本のBLテーマ」の回を観たら、ものすごく面白くて、今わたしはサウスパークに熱視線を送っている。
サウスパークといえば、お下劣とブラックジョークの塊なのであまり話題にしない方がいいのかもしれないけど・・・ここのところの社会と自分の「真面目に対処するべきピンチ時である」という雰囲気の息抜きにぴったり過ぎる。
サウスパークは公式サイトが無料で公開してくれていて、それ自体は気軽に観ることができるんだけど、もちろん英語で日本語字幕がないのだ。
だからわたしは熱視線を送っている・・。「きっと面白いはず!」という期待を込めて半分以下しか理解できない早い英語に耳を澄ませながら・・。
サウスパークを理解するために検索しまくり、英語版のテキストが読めるページを見つけたので、これを観ながら観れば多少理解ができるのだろうか、と考えている。
ネットがない時代に必死でエロ情報を集める男子中学生のようだな。