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ハイボラ相場での立ち回り方

株価指数や為替など、ボラティリティが高い状態が続いている。
ハイボラ相場で意識したほうが良さそうな点について書いてみる。 
 

値幅感覚の修正

 
真っ先に意識した方が良い点はここだと思う。 

ボラティリティが高まった時は当然、それに合わせた値幅感覚へと調整する必要がある。 
 
しかし、通常のボラティリティでの値幅感覚に慣れている場合、無意識的にそれを引きずってしまいやすい。  

「まさか短時間でここまでは来ないだろう」
というポイントまで、一瞬で来てしまうのがハイボラ相場だ。

普段の値幅感覚を引きずっていると、損益の変動に振り回されたり、不要な損切りを連発したりする可能性がある。
 
値幅感覚の調整のコツとしては、まずどんな変動幅もあり得るという心構えをすること。 
 
そして価格はあまり意識せず、目の前で実際に生じているローソク足の大きさやチャートの形を優先して考えると良いと思う。
  
 
ハイボラ相場でのロット管理や、攻め守りの選択については、トレーダーの得意不得意や流れによって変わる。


ハイボラが苦手・負けやすい場合の立ち回り

 

ハイボラが苦手で負けやすく、直近の流れも微妙な場合、防御寄りに構えた方がいいと思う。
 
トレードは必ず勝負しなければいけないというものではなく、いかに苦手な場面を避けるかという事も勝つうえで大事な要素となる。 

1.落ち着くまで手を出さない


ハイボラ相場でチャンスが増えることは確かだ。
しかし、苦手であったり流れが悪い場合は、あえて手を出す必要はないと思う。
 
欲をかいて
「ここで一発大きいのを取ってやろう」等と前のめりになると、トータルでは損することが多くなってしまうだろう。

「ボラが高い時に手を出さないのはトレーダーとして失格ではないか」などと思う必要はない。
 
苦手な場面をスルーすることで、無駄な損失を出さずに済む。
 
またボラティリティが高まっているという事は、ある程度落ち着いてからでもそれなりの値幅が期待される。
  
一旦値動きの落ち着きを待ち、冷静に取引できるようになるまで待っても十分間に合うことが多い。
 
 

2.ロットを下げる


通常のボラと同ロットでの取引を行うと損益の変動が激しく、落ち着いてトレードすることができなくなるという人も多いと思う。
 
そういう場合は素直にロットを下げた方が良い。 
  
ハイボラは値幅が取りやすく利益を増やすチャンスだが、苦手な場合はロットを下げて慎重に取引しても良いと思う。
  
急いで利益を狙うより、落ち着いて取引することを優先したほうが賢明だ。

  

ハイボラが得意で比較的勝てる・流れも良い場合の立ち回り


過去のハイボラ場面で比較的で勝てており、直近の流れも良い傾向にあれば、攻めの姿勢をみせた方が良いかもしれない。
 
トレードの利益は、毎日一定額増え続けるような推移はあまりせず、ジワジワ増えていたものがある時に一気に増えるという事が多いように思う。
 
一時的に生じた勢いやチャンスに乗れるかどうかが大切になる。 
 

1.ロットはそのままか、むしろ上げる

 
ハイボラが比較的得意なら、ロットは下げずにそのまま攻めた方が得策といえる。むしろ上げてもいいかもしれない。
 
ハイボラ相場では参加者が増えるため、安定したチャートパターンが生じやすい傾向にある。
 
ボラティリティに翻弄されずに落ち着いてトレードできる限りは、そのギリギリまでロットを上げて臨むことで利益を積み上げられる確率が上がると思う。

2.そのまま流れに乗り続ける 

 
勝てる流れが来ている場合、それが終わるまで乗り続ける意識が大切だと思う。 
 
例えばハイボラで大きく利益が取れたとする。 
 
その取れた利益が無理なトレードによるものでない限り、勝てる流れが来ている可能性がある。
 
しかしほとんどトレーダーは、せっかく流れが来ていても、その後に利益確保を図ったり、損失を恐れてしまいストップする等、自らブレーキをかけることが多いように思う。
 
狙い通りに近いトレードが出来た時は、相場とマッチしていて、勝てる流れが来ている可能性がある。
 
利益を確保して終わるのも悪くはないのだが、怖気づかず、出来るだけ長く勝ちの流れに乗ることを意識した方が良いと思う。
 
流れに乗る力は、いわば勝負師的な能力といえ、実際にやるのは難しいが、早いうちから意識して鍛えておいた方が良い能力といえる。
 
 







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