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【金言抜粋】ゾーン 「勝つ」相場心理学入門 マーク・ダグラス

本棚を整理していたら、マーク・ダグラスの名著:ゾーンをみつけた。
読んだのはもう10年程前になる。
線を引いてある箇所がたくさんある。 
その中から一部抜粋し紹介する。  
 

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売買に自身のあるトレーダーは、自分を信頼し、自分のすべきことを躊躇なく実行する。
これこそ成功するトレーダーだ。
マーケットの気まぐれな値動きを恐れず、不安を助長するような情報に気を取られるよりも、収益機会を与える情報に神経を集中させる能力を身に着けている。(P15) 

 
 

最上級者は何のためらいも葛藤もなくトレードを仕掛ける。
そしてトレードが機能しなくても、同じくらい何のためらいも葛藤もなく、容易にその事実を認める。(P41) 

  

トレードには「常に不透明な将来直面している中で、どのように自己規律、集中力、自信を維持するか」という根本的な逆説が存在する。(P42)


  

注目すべきは、成功者が恐怖心や軽率さの悪影響をトレードからほぼ完全に取り除いている点だ。軽率なトレードと恐怖心によるミスの排除が、一貫した収益の達成を可能にしているのだ。(P77)

  

 

自分をどのように監視し制御するか習得していなければ、勝ちトレードは非常に危険なのだ。(P77) 


 

本当に高次元のレベルで、いかに姿勢こそが成功を決める重要な要素であるかを理解している人は、ほとんどいないのだ。(P84)

 
 

自己批判と後悔をせず、マーケットが提供する絶え間ない売買機会を素直に受け止められるトレーダーは、自分に最適な資金管理法で行動し、経験から学習できる最高の心理状態にある。(P92)

 


マーケットの流れを感じたいのであれば、恐怖、怒り、後悔、裏切り、絶望、失望といった感情をできるだけ払拭しなければならない。(P92)


自信過剰や自己陶酔の状態では、どんなリスクにも気が付かない。(P103) 

 

最高のトレーダーとその他大勢を区別するのは、トレード行為やそのタイミングではなく、自分の行為についてどのように考えているか、そしてトレードしているときにどのような心理状態にあるかである。(P111)

 

 

最高のトレーダーは流れの中にいる。なぜなら彼らはマーケットから何かを得ようと努力していないからだ。
ただ単に時機がくるのを待つ。したがって、マーケットがいつどのように動いても優位性を獲得できる。(P115)


 

本当にリスクを受け入れた状態とは、精神的不快感や恐れなしに、自分のトレードの結果を受け入れることである。(P117)



リスクを前もって定義しない、損切をしない、システム的な利食いをしない、これらが最も一般的で、そして常に最も高くつく、犯しやすい三つの過ちである。
最上級者だけが、こうした過ちをトレードから排除している。(P172)

 

自分に勝算があり、それを裏打ちする標本が十分にある場合は、確率的結果を生む現象は一貫した結果を残す。(P178)

 
 

実際のところ典型的なトレーダーは、あらゆるトレードで正解でありたいと思っている。必死になって存在もしない確実性を手に入れようとしている。(P192)


 
マーケットが常に確率的にコミュニケーションをとろうとしていることを忘れないでほしい。(P207) 

 

トレードを単なる確率のゲームだと確信したとき、正解・不正解の概念と勝ち負けの概念は、もはや同じ意義を持たなくなる。
結果として、自分の期待は可能性と調和するのであろう。(P224)

 

一貫性を構築するプロセスの第一歩は、自分の思想・発言・行動に注目することから始まる。(P286)


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その他にも色々な金言がある。
久しぶりに少し読んだが、10年前よりも今のほうが深く共感できることが多い。 
定期的に読み返したい名著だと改めて思った。

 
 
 


ゾーンには、著者の経験と研究に基づき、心理がトレードに及ぼす影響について深い考察がされているが、勝てるトレーダーの心理を実現するための方法までは書かれていない。
下記の記事では、それを実現する方法の基礎を書いている。無料公開部分だけでも参考になると思うので読んでみてほしい。

 
 
 
 
 
 
 
 
(スキやシェア等してもらえると嬉しく思います!)

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