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4.Coup de Coeur(6th Feb.2025)
立春を過ぎたのに朝晩は極寒の山梨、今朝の気温はマイナス7度。来週からは暖かくなるみたい、2/15はきっと晴れるでしょう。
2020年の6月にリリースされたアルバム「At the Next Corner」の全曲解説を1曲ずつ、当時このnoteに書いていたのだけれど、
予定していたフェスやLIVEは全て中止となり、タワレコでインストアなんかも出来ず、プロモーションにラジオにも行けなかったような状況で
なんだか心がそれどころではなくなってしまって、2曲を残して途中で辞めてしまった全曲解説。今回のリリパと同じように約4年半という時を超えて、続きを書こうと思います。長い間お待たせしました。
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というわけで今宵はアルバムの4曲目「Coup de Coeur」。読み方は「クー・ドゥ・クー」、フランス語で「一目惚れ」。
新しい曲を書く時は僕は好きな映画をたくさん見ます。その中で印象に残ったシーンや風景、テーマなんかを自分の中で咀嚼して、いろいろな別の映画やシーンが混ざり合うことも多々あるのだけど、この曲に関してはもうアノ「La La Land」。
好きな映画ベスト5には入ります。ミュージカル風の映画って苦手でずっと避けていたのだけどある日見てみたら、、、もうたまらんねあの映画。
衣装と風景の美しさ、音楽とダンスの良さ、ミュージシャンだからこそわかり過ぎるくらいにわかるセブの心の動きと、そしてミア、いやエマ・ストーンの歌、めちゃくちゃ良過ぎる。やっぱり歌って上手さじゃない、いや十分上手いのだけど別に歌手ではないから、でもミアの歌うシーンのグッと来る感じは鳥肌が立って仕方ない。もう何度でも見られる!!!
そんな気持ちが僕の脳内を通って譜面という形であらすじが出来て、そのあらすじを元にtsukuyomiのメンバーがそれぞれの人生を音にしたのが「Coup de Coeur」の世界。
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明るくて煌びやかな光の中をくるくる回りながら、でもメロディーには最初からちょっとした刹那さも忍ばせていて、それが完璧なハッピーエンドではない事を予感していて。すれ違ってすれ違ってすれ違って。。。
でもすべての選択肢は正解でしかないと思う。あの時ああしておけば良かった、は実は存在しなくて、目の前にある結果が常にベストな選択なのかなと。人生はただ、その積み重ね。そしてまた明日、一番新しい朝がやって来る。
音楽的には終始ゴキゲンにランニングする梅田誠志のベースが軸となり、ピアノソロ、バイオリンソロ、そして中盤のベースソロが終わってからバンドのキメの中で只熊良介がキメるドラムソロが最高潮。いや、熊ちゃんさすがの一言。
映画の登場人物のようにメンバーたちに入れ替わり立ち替わりスポットライトが当たっていくアレンジも気に入っています。
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皆さんも「ラ・ラ・ランド」みたいな恋はしましたか?そんなことも少し思い出しながら、2/15は会場でこの曲を聴いてみてください。あなたにしか描けない物語がきっと現れることでしょう。
残席はわずかとのこと、すでにご予約済みの方はどうぞお楽しみに。
tsukuyomi「At the Next Corner」Release Party from 2020 to 2025 Introducing Kanako Hara
2/15(土)in 渋谷JZ Brat
Open 17:00 Start 18:00(途中休憩あり・20:30終演予定)
庸蔵(Sax)只熊良介(Ds)梅田誠志(Ba)丸山力巨(Gt)大岩沙彩(Vn)はらかなこ(Pf)
一般席 予約¥5,000
一般席 当日¥5,500
ご予約はJz Bratにてコチラからどうぞ。別途、飲食代、サービス料がかかります。