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1.Only a Weathercock(14th Jul.2020)

みなさまこんばんは。もしくはおはようございます。

tsukuyomiの3rdアルバム「At the Next Corner」

通称"ATNC"はもうお聴き下さったでしょうか?

 SNSでも色々な感想を頂きありがとうございます。アルバムのあれこれ、に関してもこちらで少しずつ綴って行きますね。

 そんな今夜は恒例のアルバム全曲解説がスタート。

 本当はもう少し解説なし、サウンドとタイトルのみで、色々と想像を膨らませて楽しんで欲しい時期だったのだけど、やると思ってなかった(笑)tsukuyomiの配信ライブを8/1(このライブに関してもまたゆっくりとお話します。)に決めてしまったので、その日を迎えるまでに全10曲、無事に辿り着けるか、まぁ途中だったらそれはそれで(笑)

 初日はもちろん1曲目「Only a Weathercock」

 直訳すると「たかが 風見鶏」。英語に詳しい方なら「Only」の持つ多様な意味に気づくでしょう。「Only」ってたかが 〜に過ぎない、のようにあまり褒めていない意味と、「唯一の」「代わりのいない」のような最上級の褒め言葉と、相反する意味(英語ってこういう言葉多いよね。)を持っているから、もうタイトルから聴く方の好みで遊んで欲しくて。

  さて実はこの曲、作曲の段階では僕の中ではリード曲でした。リード曲っていうと、ラジオで1曲オンエアってなればこれ、MV作るって言えばこれ、つまり前作でいうParallel Tripperの立ち位置。

 ありがたくもParallel TripperはYoutubeの再生回数も9万を超え、10万回転も時間の問題でしょう。僕もね、それなりにプレッシャーは感じていたんですよ(笑)次の曲もcoolでないとほら(笑)結局リード曲はアノ曲になったんだけど、その曲の事はその回にまた詳しくお話します。

  さて風見鶏。リード曲にはしなかったんだけど、3rdアルバムを象徴する曲だと自分では思っていて、だからこそ1曲目に配置、新世界の幕開けに持ってきたのです。あまり言葉にするのもナンですが、あえて言えばものすごくナチュラル。過度な力が全く入っていない曲なんです(作曲に関して)。これはやはり僕が20年住んだ東京を離れ、地方に居を映し、風と空を見ながら、鳥の声と川のせせらぎを聴きながら暮らしている、からこそ生まれてきたのかな、とは思います。

 サウンド面でいうと「ギターとベースをフィーチャーする」という設計図をまず作って、丸山力巨(gt)に「ありったけのお洒落を詰め込んで。」そして梅田誠志(ba)には「サックスもバイオリンも食って構わないからグルーヴィーに攻めまくって。」とだけ伝えて。

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 まずはギターを聴いてよ!いやー力巨君、ありったけのお洒落出してきたよね(笑)。RECの時に生で見てて気持ち良過ぎて鳥肌が立った。tsukuyomi史上1番丸山力巨の魅力を惹き出せた、と自分ではニンマリしています。

 そしてベース、出るとこ出て、引くとこ引く、どこまでも梅田誠志らしい。もっと攻めても良いよ!とも言ったんだけど、どこまでもギリギリのバランスを取るマサ君らしいベース。ベースプレイの真骨頂って最後はバランスなのかもね、深いよベースの立ち位置は。

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 僕の手元にはサックスとバイオリンが入ってない4人だけのいわゆるオケテイクがあるんだけど、それだけでめちゃくちゃ気持ち良いよこの曲。いつかみんなにも聴かせてあげたいね。イオリ君のピアノは東京ラ○ストーリーみたいなことやってます。実際RECの時、「カンチっ♡」って言いながら弾いてた。(爆笑)それって70's Soulもしくは90's R&B感覚なんだけどね。

 キーは4つを行ったりきたりシャープとフラットは実は目まぐるしく変わってて、それが風向きを表しています。

 僕が日々感じている「風」を感じてくれたら嬉しいなぁ。みんなそれぞれ風見鶏。風向きってすぐに変わるけど、風吹く方向へ軽やかに生きて行こうよ。風の向くまま、気ままにね。という曲です。

 この曲で幕を開けるtsukuyomiの新しい世界「At the Next Corner」

 2曲目に続く、、、

 それでは今宵はこの辺で。オヤスミナサイ、宵い夢を。

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