仕事とお金
お金はいくらあっても困らないが人を傷つけたり、騙したりしてまではいらないかな。賃金は労働に対して支払われるべきで時間はあくまで労働を測る物差し。謂わばレートのようなモノです。しかし、労働とは決められた事をこなす事で生産に結びつける行為なのですが、ここが一番個人差というか、人によって捉え方と感じ方が違うと思います。
例えば、お金、賃金の為に我慢して働く人。本当は違う仕事がしたいけど、やりたい仕事は賃金が安く、生活できないからしょうがなくその仕事をやっている。逆にやりたい事だから賃金が安くても我慢して働いている人。
趣味やプライベートを重視していて、賃金が安くても時間通りに帰れる、休みが多い仕事をしてる人。生産に対する考え方よりも労働に対しての考えの方が明確に持っている。
モチベーションの問題
人はモチベーションがないと働けない。食欲とか制欲とか睡眠欲は本能的に備わってる欲ですが承認欲求なんかは組織内で働く人にとっては当たり前に存在していて、承認欲求が満たされる体制に既得権益を求めている感じがします。人と違う事に飢えてるのかもしれませんが、自分がブレなければ良いけど、立場を利用してしまうといずれ自分の意見を自分で変える事になります。その理由が技術の進歩や時代背景の変わり目なら良いけど、結局負けを認める形になる。負けたと思いたくないから変えられないって事が結構社会にはありますね。自分はそれを壊して新たなやり方改革を進めていきたい。その行為が自分の生産活動として認められれば賃金につながると思います。ただし、その賃金も生産活動から得られる企業利益でなければ納得できることではないんですけどね。
日本のお金
日本円の総額は決まっていて、土地も、仕事量も実は決まっている。よくお金は回さなきゃだめだっていうのはそういうことです。もし、月に全体で100万円あって、10人で均等に分ければ10万円です。でも、全員が同じ技量、年齢、性格じゃないから1万円の人から19万円の人まで分かれます。極端ではありますが、世の中の競争はそうやって起きています。1万円しかもらっていない人が全額貯金。19万円もらている人が1万円ずつ貯金しているとします。流動性があるのは1月に18万円だからこれが消費活動に回ると、さらに企業の生産に充てられるため、同じループで生産、収入、消費が繰り返され1年スパンで見たときに、たくさんの人たちにお金が回るんですね。鶏の卵のスタートはどこ?って話があるけど、人間が生きていく行動は消費から始まります。だから19万円の収入の人が消費活動をやめると、企業の生産活動が止まり、収入が下がります。これが、デフレです。だから、消費は止めてはいけないんです。
情報が錯そうする昨今では、先を見据えなさいと言って政府主導で消費より投資を推奨していますが、投資に回した分消費は減少するので投資先の生産活動は鈍化すると思います。ですが、今企業が投資するのはモノを作る事ではなく、ものを生産できる人材を育てる事にお金を使い、現実ではないサービスという商品を生産しています。消費者もそのサービスを買うようになってきてます。例えば、旅館、ホテルに泊まると、原価、加工コスト、設備維持コストが5000円ぐらいであっても、サービス料が2000円ぐらいかかっていますよね?それでも、サービスが良い高い旅館に泊まりたいです。てな具合に昔は日本人のおもてなしの文化だったものが現代ではしっかりと産業としてていちゃくしてるんです。1次産業は昔のままの賃金で薄利多売といったところでしょうか。二次産業は経済成長期は伸びて賃金が高かったが、今は減少傾向。三次産業は金融等ですから、世の中の動きに左右されます。4次産業のサービス業は人が動けばよいのですが、コロナ下では減少ですかね。
ってことは、五次産業のECなどが今大きく伸びているということになります。そして、一次、二次産業の企業が生産製造したものを、ECなどで販売すれば五次産業の業績となるので、一概に産業別にはできないけど、五次産業にすべてが集中してきていると考えてよいでしょう。
自分の考え方としては五次産業化が難しい業種、建設業や、製造部門、開発部門などは病院や警察、公共機関の一部と同じで特殊な分類とされ、なくてはいならない業種ではないかと考えています。衰退する業種は結局のところないんじゃないかな?ただ、統合されて今までは縦割りでやっていたことを少しずつやらないと収入が増えないということになる。営業が設計したり、設計者が製造したり、効率化を図って利益を出す方向にシフトしてきてはいますが、人と人の接点が無駄になっていきそうです。意思の疎通が取れないところをITがうまくつなげていけば効率化が図れて無駄がなくなる。今はIT関係のエンジニアが不足しているかもしれないけど、将来的には建設エンジニアもさらに不足する。だから、建設業ももっとIT化されていくと思います。そういう変化についてこれる人の収入が上がり、そうじゃない人は下がっていくかな?据え置きって考え方はないんですよね。だって、お金の総額は決まっているんだから、誰かが下がって誰かが上がるってことで、それぞれのポジションもサンゴ漁の船とかタクシーの台数と同じで数がきまっているので、人が増えれば収入が下がるの構図になると思います。
結論から言うと
変化についてこれる、変化する、改革、する人の行動も生産として認められて、生産する人の賃金が上がる。労働は生産する人のお手伝いになってしまうから自分から生産する側にシフトしようと思わないと賃金が上がらない。
だから、労働時間だけで賃金がもらえると思ったらだめなんです。自分が、何かを納めるってことが大事、そのための効率化と改革も大事。分子を大きくして分母を減らして分母の数一つ一つのサイズをおおきくすることが大事です。