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五行から見る子どもの成長

子どもの成長には、なんでこんな事も出来ないの、どうしてこんな事をして
なんて、ついつい厳しく当たってしまうことがあるかもしれません。

東洋哲学の考え方、木火土金水という五行からみると、何処に問題点があるのか、どうすればいいのか、というヒントが得られることがあります。
それは五行とは、流れをみることに優れた考え方だからです。

生まれた時の赤ちゃんはどんな状態ですか。
寝て、おっぱいやミルクを飲んで、また寝て、その繰り返し。
この状態を五行でいうと「水」
「水」は潤す、というように、からだ全体にしみ込んで広がるようなもの
時間では夜、寝ている時間で、いわば、エネルギーを充たすような状態
そのためにこの時、必要なことは安心安全
安心安全だからこそ、ゆっくりとおっぱいを飲んで寝ていられるからね。

そうやってエネルギーを蓄えた赤ちゃんは様々なものに興味関心を持つ。
その時期が「木」
「木」は真っ直ぐに上に育つだけで無く、風雪に耐えるかのように曲がったりと伸びていく。
子どもの好奇心もスッと真っ直ぐに伸びるだけで無く、時には失敗したり、挫折したり、それでも好奇心や、やる気は失われず、曲がったりしながらでも伸びてゆく。
それでも、上手くいかない時、思い通りにならない時など、イライラが募り、怒りが湧いてくる。それが「かんの虫」と呼ばれるものの一つ。

植物の成長に太陽の日差しが必要なように、やる気、好奇心を育むのは親や周りの愛情のこもった応援や温かい目
それが「火」
認めてもらうと、それだけでやる気が起きますからね
ただし、熱量が本人を超えてしまうのは問題
たまにサッカーや野球のスポーツなどで、親のほうが熱くなりすぎて、子どものやる気を削ぐことがありますので気をつけて

やる気、好奇心からすすめたものが、身についたり、得意なものができると、段々と友だちや仲間が増えてくる
この段階が「土」
ただ集団行動となってくると、自分だけのタイミングで動けなくなったり、みんなと同じで無ければと、嫌われたらどうしようなどと、プレッシャーがかかり、お腹を壊したり、便秘がちになったりとすることも
無理に周りに合わせることよりも、互いに異なるからこそ、友だち関係が上手くいく

仲のいい友だち同士だと時間を忘れて遊んでしまうこともある
でも、時間になったら終わり
また、親しき仲にも礼儀ありではありませんが、友だち同士だからこそ約束やルールが大切
そんな、約束やルールの役割が「金」
必要以上に自分を責めると免疫系が損なわれてしまいます。
ルールと同時に自分自身を含めて、許すことを知るのもこの時

「水」から「木」「火」「土」「金」と1周回って
また「水」に戻ってきます

何か、やりたいことをやってやり切った。
そんな思いに浸っている感じ
その中で、じっくりと休んで、またエネルギーを蓄えてと
朝起きたら、何か少し成長して見えるでしょう







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