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かわいい友達が羨ましい!
今日は嫉妬してしまうくらい素敵で、大好きな友だちの話をします。Cちゃんって呼ぶね。
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先日、その子のミュージカルを観に行った。
ある少女の悲恋を描いた物語で、Cちゃんはその主人公に嫉妬する魅力たっぷりのヴィランの役だった。
作品ももちろんとても良かったのだけど、何よりも舞台で輝くCちゃんが本当に本当に眩しかった。
かわいいっていいなあ!
上演中、ずっと思っていた。
良い劇を見て出てくる感想がそれなのが情けないけど、それくらい舞台の上の彼女が魅力的だったのだ。あんまりにもかわいくて羨ましくて、見ているのが辛いのにずっと見ていたいような、そんな気持ちだった。
そう、Cちゃんは顔がめちゃくちゃにかわいい。毒気も癖もなくて、全パーツがストレートに純度100で「かわいい」。お菓子にしたらショートケーキ、色にしたらピンク、プリキュアにしたらキュアドリーム。どこをとってもヒロインのような子なのだ。
プリキュアの話で思い出す。昔、ごっこ遊びの時に私が演じていたのはいつも決まってキュアミントだった。幼い少女たちの間では不人気な緑を背負い、いつもテレビの端の方で優しく微笑んでいたキュアミント。
どっちもかわいいけど、ピンクのプリキュアと緑のプリキュアだったらみんなピンクのプリキュアが好きだよね。
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そしてCちゃんが良いのは顔だけではない。性格も良い。明るくて優しくて前向きで、一緒にいると元気が出る。過去の話を聞くとそれなりに大変なこともあったようだけれど、腐ることなく真っ直ぐ生きている。付き合ってからずいぶん経つ彼氏は、未だに彼女のことが大好きらしい。それはそうだ。私がCちゃんの彼氏だったら、何がなんでも結婚に漕ぎ着けたい。
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彼女は、私が欲しいけれど手に入らないと諦めてきたものを持っているように見える。人には人の地獄という言葉があるように、彼女は彼女なりの大変さがあるのだろうし、それを軽んじるつもりは全くない。でも、やっぱり羨ましい。
私は、舞台であんなに目を惹くような華やかさは持ち合わせていない。それはもうずいぶん昔からわかっている。でも、派手ではないけれどそれなりの良さを私も持っていて、それを好んでくれる人もいる、ということを長い時間をかけて学んで気持ちに折り合いをつけたはずだった。
だけど、やっぱり、私もあれが欲しい!
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Cちゃんが持つかわいさ/魅力 が私の手には決して入らないものだということを改めて目の当たりにしたあの2時間半、羨ましさとどうしようもなさでどうにかなってしまいそうだった。もう全然敵わない。なーーーんにも勝てない!
でも、私も彼女のことが大好き。開演の前には花屋に寄って、Cちゃんに似合いそうな花束だって買った。ちょっと予算オーバーだったけれど、他のものより少し豪華でかわいい花束にした。彼女に喜んでほしかったから。
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多分これからも一緒にいる中で、あの時感じたどうしようもない感情になるときはたくさんあるのだろう。それでもせめて、その素晴らしさに花束を渡せるくらいの人間ではありたい。
そういう人で在れますように!頑張れ自分!