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24/8/4 日記

今日は大したことしていないんだけど、なんとなく書きたくて。

昼過ぎに起床。最近朝方までNetflixを観ているからほぼ毎日昼に起きてる。ダメだな〜とは思うけど、ダメだな〜と思いながら二度寝するのが気持ちよくてやめられない。振り返ってみたら、こんなに何にも追われない生活をするのが人生で初めてで、怠惰を謳歌できているのが嬉しくて楽しいというのもある。今まで受験とか就活とか忙しかったもんね。大学生活最後の年、思う存分怠惰を味わってやるぞ!と思いながら毎日を過ごしてる。

数日前に買ったクッキー缶の残りをつまみながらドラマの続きを観る。今日観たのは『大豆田とわ子と3人の元夫』。テレビで放送していた当時も面白そうだなとは思ってはいたんだけど、ドラマを観る習慣がなさすぎてそのままにしていたものを消化することにする。
最初は岡田将生を目当てに見ていたはずなのに、いつの間にか松田龍平演じる田中八作に夢中になってしまう。私ってああいう大人しくて穏やかな雰囲気の男性に弱い。

恋愛ドラマを見たせいで、以前付き合っていた人を思い出した。博物館のエスカレーターで見た彼のつむじや、傘をさしながら全然来ない田舎のバスを待っていた時の湿気った空気など。

・・・

夕方には肌管理のために美容クリニックへ。優しいナースさんに激しいレーザーを当てられながら、「自分磨き」という言葉について考える。
私は自分の手入れをするのが趣味だ。好きでやっているというかもう癖のようなもので、外見も中身もありとあらゆるところに手をかけている。成果が出ると楽しいし、自分が理想の姿に近づいていくのは嬉しい。
ただ、これを褒められるのは違和感があって、いつも困ったような笑顔で誤魔化してしまう。「ご飯食べててえらいね」と言われるような感覚で、むず痒い。どうしてだろうね。私は自分を”良く”しようとしていて、この”良く”という概念には他人からの肯定的な評価を得ることも含まれているはずなのに、いざ褒められたらなんとなく腑に落ちない不思議。
なんてことを考えているうちに、気がついたら先ほどまでマシンガンのように鳴り響いていたレーザーの音が消え、顔に鎮静パックを乗せられる。帰る。

そのまま近所のコメダに来て、この文章を書いている。さっきまでは、再来週からのイギリス滞在の計画を立てていた。短期ではあるけれど、「在学中に留学する」という目標を達成することができるのはとても嬉しいことだ。しかもケンブリッジ大学に通うことができるし、奨学金も出た。合格通知が出た時は、流石に自分の優秀さにちょっと浸ってニヤニヤしてしまった(その後、ここに来るまでに親がかけてくれたコストを思ってクラクラした)。

隣にはさっきまで年老いた姉妹とその母親が座っていて、たっぷりとした量のスイーツを食べながらおしゃべりをしていた。彼女たちが去ったあとふとテーブルを見たら、3人が3人ともシロップ漬けのさくらんぼを残していて感心する。
あのさくらんぼ、なんて名前なんだろう。安いパフェの上に載っているような、薬っぽい甘さで不気味な食感のやつ。味は全然好きじゃないけれど、私はあれがなんとなく好きだ。具体的な良さはわからないけれど、概念として好き。そういうものが割とある。



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