散歩日和
最近は散歩日和ですね。もちろん昼じゃなくて、夜。私の散歩はだいたい夜に行われます。
夕方の風に吹かれていると、なんだかどこかに行きたいなという気持ちになってくる。最近の夕方ときたら空は綺麗だし、なんといっても風が素敵である。日差しが和らいできた頃に外に出て湿っぽい風を胸いっぱい吸い込むと、夏への期待と行き場のないほんの少しの切なさの匂いがする。この時期のこの空気感は、誰かに何かを伝えたくなる空気感だなと思う。誰に何をかはわからないけれど。
春の散歩もいいけど、夏の散歩もいい。
夏の夜のあの浮ついた空気感がなんとも言えなくて好き。もう少し、もう少しだけ、と帰らない理由を見つけようとすることが許されるような気がする。夏の空気は、帰りたくない私たちの味方をしてくれる。
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今なら、「夏のせい」と歌うあの曲に共感できるような…うーんそれはちょっと難しいかもしれないけど。でもあの曲大好きです。聴きながら今から散歩でもしてこようかな。