吉田篤貴EMOストリングスのヴァージョンアップ
2024.05.12
吉田篤貴EMOストリングスのヴァージョンアップに、目を見張りました!!!
9人編成になったわけですが、増えたのは人数だけではありません。攻める姿勢・もれなく即興ができsoloをとれる技術・音楽から溢れる喜びと、多くの要素が素晴らしかった!
吉田篤貴さんが書くストリングスが、ヴァイオリン奏者じゃなければ書けない、楽器を熟知したレイヤーをもっていました。
メンバーの腕が立ち、変拍子曲 "ヒュドラ"などで、恐ろしげな旋律をもつ曲を、更に超がつく恐ろしさにする!
甘い曲は更にラヴリーに💕
吉田篤貴さんの熱意が、メンバーを動かし、その場で作曲・編曲のパワーを増幅していくのです。
また、観客も温かかった♡
シリーズ化しそうな、"赤ちゃん言葉を音楽化した"曲"アプジュ"は、哲学的ですらありました。
#三枝伸太郎 作曲"Our Happy Ending"の低音使いの巧みな華麗さ。
対比するように置かれたヴァイオリンの高音の間で、聴き手は自由に呼吸しました。
そして曖昧さのあるending...
#挟間美帆 委嘱曲は、ストーリーが惜しみなく詰まっており、めくるめく展開の中に仕掛けられた音楽の蠱惑ある罠に、ことごとくはまった!
途中、チェロ奏者の #内田麒麟 さんが最近魅了されているという、アダムスキー型UFOのような"ハンドパン"を、作曲&初演&初 演奏披露!
スチールパンを温かくしたような音色とパーカッションを併せもつ楽器の面白さ、またメンバーにコーナーを渡すグループの姿勢が気に入りました。
20代の若者なら凄まじい成長はあり得るものですが、
吉田篤貴 38歳!
見事なヴァージョンアップ、化けたと言ってもよい音楽的成果に、大きな拍手を送ります。