父の親戚来訪
■2023年(両親81歳)
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父の親戚来訪 13:00
父の甥と姪(6人きょうだいの父の一番上の兄の子供)が、それぞれ夫婦そろって来てくれる。
姪は都内在住で、ずいぶん前に両親とわたしの3人でおうちに遊びに行ったのが最後だった。
するともう10数年ぶりか。
甥ははるばる群馬から来訪。
もはやいつぶりの再会か思い出せないくらいの年月が経っている。
2Fの談話スペースで、テーブルに昔のアルバムを広げて皆で談笑してもらえるようできる限りの雰囲気づくりをする。
しかし、皆が一生懸命「たかちゃん、たかちゃん!」と懐かしそうに声をかけるも、父ははっきりと認識してくれない。
反応の乏しい父の様子に皆が緊張の面持ちで、張りつめた空気が漂う。
わたしからも「お父さん! みんなが高崎から来てくれたよ! 久しぶりだね!」と何度も耳元で声をかける。
「そうか。来てるのか」とは言うものの、隣に皆がいるのに、そこにいるということがどうにも把握できていない。もどかしい。
会話は全くかみ合っていないけれど、父が何かつぶやいて笑うと、「たかちゃん、昔と変わらないね!」と皆でちょっとほっとし合うといった具合。
母はかなり表情硬く、誰が来ているのかなど全く把握できておらず。
昼食後で余計眠かったのか、座りながらやがて居眠りし出す始末。
皆さん、両親のあまりの変わり果てた姿に驚きつつも、笑顔を絶やさず最後まで接してくれる。
まぁこれが二人の現状なので、もう仕方ない!
ありのままを見てもらうしかない。
次はいつ会えるか分からないのだし、はるばる来訪してくれて感謝するのみ。