からし色のベスト
■2023年(両親81歳)
10/17
単身で訪問 10時頃 続き(2)
母は今のところ抗パーキンソン薬の副作用は見られず、一日中うろうろと動き回っているらしい。
わたしとしては、元気で何よりと思うが、スタッフさんたちとしては、見守りの手間もかかって手を焼いているのだろう。
この日は母のベストを持参したので、母に着てもらう。
先日、居室の衣替えをした際、久々に目にしたもの。
祖母(母の実母)が昔に手編みで作ったからし色の毛糸のベストで、とても懐かしい。
昔はよく着ていたが、入居後はほとんど着ておらずもったいないので、この機会にまた着てもらいたいと思い、一度持ち帰って洗濯していた。
洗濯後、若干縮んでしまったようだが母にはピッタリでよく似合う。
こちらでの生活では、どうしても脱ぎきしやすい服が好まれるので、いつも同じ服ばかり着ている。
きっとこのベストも今しか着てもらえないが、少しでも雰囲気を変えて本人の気分転換にもつながってほしいと願うばかり。
父と並んでもらい、記念撮影。
母、父の肩に手を回す。
無表情なのが何とも言えない。