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#4【幼稚園】【保育所】【子ども園】2学期のスタート!保育が楽しくなるコツ3つ目【話す力はすごいんだ!】



 2学期、始業式には元気いっぱいに参加していたお子さんが、スタートダッシュに疲れてお休みすることも。実は、保護者の方々も夏の疲れが出てきますので、無理なく2学期の生活リズムに慣れていけるように見守っていきたいですね。(保育者の皆さま方の健康もとても大切です!睡眠をしっかりとってくださいね!)


 バタバタした毎日で、「何だか保育が空回り。。」「保育士に向いてないのかも」と、少し自信をなくしている皆さまに、お伝えしています。
筆者自身の経験と反省から感じている、保育が楽しくなるコツ【大切な3つ】のこと。↓↓


⑴正直でいること。誠実であること。(前々回の記事です)
⑵保育計画は「長期」「中期」「短期」(前回の記事です)
⑶とにかく話す。(子ども達と、同僚先輩の先生方と、保護者の方々と)


 今回お話しいたしますのは、3つ目の↓↓


⑶とにかく話す。


具体的にどういうこと??
誰と話すの?


ズバリ、いちばん効果があるのは、保育者同士の【雑談】(何気ない声かけも含めての会話という意味です)です!!


▶︎「何気ない声かけや会話」が苦手な方へ

 実は、筆者も苦手です。何を話せばいいの?休憩時間だって、ちょっと静かに休みたい。。分かります。。できれば睡眠をとりたい。。ですよね。

 そんな筆者の現役時代がどうだったかというと、ミーティングなどの「話し合いの時間」に、「話し合いのテーマ」があれば、むしろおしゃべりなくらいたくさん話していて、全く話さないわけではありませんでした。先生方とも、仲良くなれば、雑談も大好きでした。

 ここでお伝えしたいのは、「気の合わない人と無理にしゃべろう!」ということではなくて、
「保育のプロとして、必要な情報交換をしよう。それができる関係性を築こう。」ということです。


「何気ない声かけやおしゃべりには、魔法みたいな力があるよ」
「プロの保育者の方々は、日々の会話で情報共有しているよ」
 一言でいいんです。本音を一言、口に出してみましょう。
「ここのトイレのスリッパ、数あってる?足らん?」「ここだけ寒くない?」などなど。実は保育者の皆さんの感じたことや気づき・つぶやきは、非常に鋭く的を射たことであることが多いのです。

 保育の自信があまりないことで余計に無口になっているかも、、と思われる方は、一言、「暑い〜」だけでも。心の声を漏らしてみるところからやってみてください。

 慣れてきたら、言わなくても分かっているだろうということもあえて言ってみましょう。「今日は水曜日ですよね」「◯◯ちゃんって、今日早退でしたよね!」「◯◯くん、今日お昼寝の用意早く出来てましたね!」
 すると、必ずそのつぶやきを拾ってくれる先生がいます。そこから会話が広がったり、話しやすい雰囲気が作れたりします。

 もっと慣れてきたら、「この歌、クラスの子ども達に合ってないのかなあ?」「◯◯くん、最近お友達を叩くことが増えた気がするんですよね」など、気になっていることを話してみましょう。

 もっともっと慣れてきたら、「このままごとコ-ナ-、めちゃくちゃ子ども達が遊ぶんですよ!」「この◯◯ちゃんのお絵描き、めちゃくちゃ素敵ですよね!」と、ポジティブな話をしてみましょう。(自慢話にならないかと気にしていませんか?全然大丈夫🙆子どもの育ちや、よい遊びの環境は、園全体の喜びなのですから)

 話すことを、ミーティングまで待っていると、その間に新しい問題も起きるし、気になることがどんどん膨れていってしまいます。
※保育中であれば、子ども達や保護者の方々にも必ず聞こえますので、話す内容や表情、声のボリュームなど厳重注意です!!


 筆者が、転勤したての新しい職場で、「え!?」と驚いたことがありました。

 大規模園で、何十人もの先生や職員の方々が、大勢の子ども達と毎日ワイワイ過ごしていました。

 3歳児クラスになりたての子ども達の、トイレの時間。ズボンを脱ぐ子ども、スリッパをはく子どもなどで、廊下はわちゃわちゃです。

 複数担任ですので、その時は2人の先生がトイレの子ども達をお世話して、もう1人の先生が、トイレを済ませた子ども達を次の活動に誘っていました。

 子ども達と先生達でわちゃわちゃしているところを、他の学年、隣のクラスの先生や子ども達も通ります。(全学年がワンフロアの開放的な作りの園でした)

 そんなわちゃわちゃな状況で、筆者は子ども達のお世話でいっぱいいっぱいでしたが、そこを通り過ぎていく先生方は、一瞬の間に何か必ず声をかけて行かれるのです。

 子ども達へ。先生に対して。
「おっ ズボンズボン」「〇〇ちゃんスリッパはいてるやん」
「10時から遊戯室使うの◯組やったよね」「玄関に水筒がポツンと置いてありましたよー」などなど。気づきの宝箱ですよね!!

 子ども達のお昼寝の時間は、廊下も人気がなく静かです。この時間も非常に貴重な保育準備の時間ですので、交代で休憩を取り終えた先生方は、足早に廊下を行ったり来たりします(広い園舎でした)。

 お互いに大忙しなのに、すれ違う時でさえ、足を止めずに、先輩の先生方は一言交わすのです!「〇〇あったよね!」「あったあった!」
 通り過ぎる時は会釈をすることが筆者の常識でしたが、そうじゃないんだ!と目から鱗でした。いつでもどこでもとにかく話すんだ。

 この、「とにかく話す」マインドで、保育時間中・勤務時間中・休憩中(ここは各自リラックスタイムですのでケースバイケース)1日2日、継続してみてください。必ず、心が軽くなって、子どもの姿がよく見えるようになって、保育が楽しくなっていると思います。


▶︎職場では前向きな会話を

人間だもの、愚痴りたい時もある。いっぱい愚痴って発散したい!
でも、これを配慮なく職場ですることは、良い保育につながりません。

 子ども達の成長を願って。保護者の方々の大変さに共感して。職場の先生や職員の方々への敬意をもって。良い職場にしたいという思いを持って。
とにかく話す!これです。


 保育者同士のおしゃべりはもちろん。子ども達とは、どっぷり一緒に遊びにはまり込んで同じ目線でたくさんおしゃべりすることが、保育が楽しくなるコツです。子ども達とたくさんの発見や感動を共有することで、信頼関係を築くことができるからです。筆者は、このタイプ。楽しいんだけれども、どっぷり遊びにはまりこんで周りが見えなくなるタイプでした。。

 また、保護者とのおしゃべりは、長くなりすぎたり、特定の保護者ばかりと話すことは気をつけなければいけませんが、ほとんどの保護者さんが、先生方から声をかけられるのを待っていると思います。「先生は忙しそうだから」と遠慮していたり、悲しいことに先生と話すのをはじめから諦めている方もいらっしゃいます。
 しかし、どんな保護者さんも、お子さんの園での様子を知りたいものです。見ていないことはお話しできませんから、はじめは無理なく、誠実な態度で挨拶だけでも声をかけましょう!


 3回にわたり、保育が楽しくなるコツ、【大切なこと3つ】をお話しさせていただきました。説明不足なところがありましたら、お許しください。
 13年間の筆者の経験と反省から、是非ともお伝えしたいコツ・マインドを書かせていただきました!



「正直であること」「保育の見通しを持つこと」「話すこと」は、主体的に保育をするコツ・心が軽くなるコツでもあります。
楽しく保育をするには、先生方皆さんの心身の健康が第一なのです!

 さあ、2学期が始まりました!これからも、楽しい保育をみんなで作り上げていきましょう。大丈夫です!できます!



 次回からは、具体的な遊びの提案や、保育現場での楽しいエピソードなどをお伝えしていけたら嬉しいなと思っております。
 筆者が現場を離れてから、10年以上経っていますので、今の保育現場ではどんな遊びをしているのか?どんな課題があるのか?など、勉強をしながら発信させていただきたいと思っています。


 保育者の皆さま、本当に毎日毎日ありがとうございます。
 心から応援しています!!


 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 無理なく、健康第一でお過ごしくださいね。



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