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毎日ごはん

日々の食事をつくることがラクになった。
娘たちが家を出て、夫が単身赴任で週末しか帰らなくなった昨年から
平日の食事づくりは自分のためだけ。
品数も、栄養も、ボリュームも、と考えずに、
自分が食べたいものをつくることができる。
家族といっしょに食べるための料理に特段苦しんでいたわけではないけれど
「嫌いなものは出さない」「続けて同じものは出さない」
「肉肉魚肉肉魚」「和食、中華、洋食をバランスよく」など、
家族それぞれの事情や制約がある中で献立を考えていた。
「料理をつくることよりも献立を考えるのが大変」とよくいわれるが
自分もそうだったのだと一人暮らしをはじめて気づかされた。
一人でたべる料理は楽ちんでいいが味気ない。
だから、定期的に行事食だったり、誰かのための料理をつくりたくて
家に人を呼ぶ。
娘たちが帰省する時は必ず「なに食べたい?」とたずねている。
「なに作ろう」のちょっとしたストレスは、日々を楽しくおくるための
スパイスなのかもしれない。

とんぺい焼き

野菜が足りていない。
そんな夜はとんぺい焼き。どんな野菜も、どんな肉も、卵でくるみ
ソースとマヨと青のりをかければ栄養満点の一品になる。

卵焼き器でつくるとんぺい焼きにハマった

名もなき料理

もやしの上に豚肉を置き、火にかけただけ
手羽先と手羽元を醤油、みりん、酢で煮ただけ
鶏肉としめじとたまねぎを炒めて醤油、みりん、酢で味付けただけ
粉をつけたサバを焼いて、トマト、ピーマン、たまねぎとともに煮込むだけ
この4つは我が家の定番。
これらの料理に名前はない。
考えずにぱぱっとつくれる料理があるのはありがたい。

サバのトマト煮込み 高校の同級生が作ってくれた30年前から作っている

沖縄の器

どんな料理もまるっと受けとめてくれる、やちむん。
沖縄料理はもちろん、イタリアンも中華もどんとこい。
沖縄にいくたびに少しずつ買い足している。
琉球ガラスもいろいろな表情があっていい。
北海道にもガラス作家さんが増えている。
氷雪のような繊細な印象のものが多い気がするのは
わたしだけだろうか。
琉球ガラスは涼しげなんだけど、持つとぽってりとしていて
温かみがあるところが魅力だ。

琉球ガラス 温かみのあるガラス
あさりとキャベツのペペロンチーノ

リュウジお兄さん

「料理のお兄さんリュウジで~す」
コロナ禍が始まった頃、家族の食事を毎食つくることが
苦ではなくなったのは、彼のYouTubeがあったからといっても
過言ではない。へべれけになりながら料理をする姿に、
笑いと癒やしをもらっていた。
ブロッコリーを大量に食べられる
「ブロッコリーと卵としらすのサラダ」は我が家の定番。
とんぺい焼きも彼に教えてもらったものだ。
フライパンとコンロとやる気さえあれば、
料理は得意とか不得意とかでなく、できるのだ。
できたて、熱々の料理は、たとえ味がぼんやりしていても
お酒のお供に十分なのだ。
リュウジお兄さんほどへべれけになることはないけれど
お酒を片手に料理をつくるリュウジスタイルを毎日貫いている。

右奥がブロッコリーと卵としらすのサラダ 手前は柿とクリームチーズのサラダ?







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