結婚の失敗っていったらね
結婚の失敗っていったらね
他人に自分の幸せを委ねたことだと思うのよね。
この人なら私を幸せにしてくれるって。
今でこそ
そんなことありませんってわかりきっているのに若いってすごい。気付かない。
気付いていたのかな。でも自分は違うなんて夢見たのかな。少女漫画や恋愛ドラマを信じちゃったのかな。
いや、それだけじゃない。
結構大きく影響したのは母親の刷り込みだった気がしてる。
女の幸せはね、
どれだけのイイ男をつかまえるかなのよ。社会的にちゃんとしていて、お金を稼いでいて。
いいのよ。多少の女遊びは。イイ男はモテるんだから。それより一生の安泰よ。
母はよく言っていた。こちらもよくある話。
もちろん、そんなわけないじゃんって思ってましたよ。
まずは父は全くイイ男ではない。でも正しくはイイ男ではなくなった。だから母は見切って家を出た。もちろんそうなったのには母にも原因あるんじゃないかなと思いますけど。
それから母の再婚相手はまずまずイイ男。いや、世間的にはすごくイイ男なのかもしれない。
そう。安泰のためにつないでいる愛は私には幸せにもみえないし、母が自分に言い聞かせてるようにしかみえない。けれどこれも私の感覚だからね。本人同士はもっと深いところで繋がってたりするのかもしれない。それなら失礼。
私の元夫は強引な人
若かった私は素敵!と思ったのよね。
生きていく力があると思ったのよね。
この人といれば大丈夫だと。
今思うと何が大丈夫なんだ?なんだけど。
強い母の元に生まれた私には
その関係がもはや安定というか、自分の生まれた場所と思えていたのよね。
結婚して24年
離婚することになった。
すごくいろいろなことに気づき始めたの。
結婚生活の中で少しずつ蓋が開き始めた。
私の生きたい生き方と違うということ。
強い母、強い夫と
私は彼女らがしてほしいことに努めてきてしまった。それは私が彼女たちといればきっと安泰なんだと思ってきたから。それが正しくて、それを人は幸せと呼んでいるのだろうと思ってきたから。
そうやって自分の足では立たず、自分の人生を人に委ねてきてしまった。
友人に言われました。
そりゃそうだよ。これまでずっとあなたは自分を裏切って生きてるんだもの。
他人だけでなく、自分自身だって信じられないよ。
びっくりしすぎて何も言えなかった。
でもほんとーにそうだと思ったの。
だからやっぱり
自分に嘘をつかない人生を歩かなくちゃ。
今世に気づいてよかった。
この世で変えられそうだよ。