見えない世界の話
(今日の呟き#10)
部屋の窓を開ける。すると鳥のさえずりが聞こえて、近くの学校の吹奏楽部が練習する音が聞こえて、近くの道路を走る車の音が聞こえる。
外に出れば家の近くでも知らない人とはたくさんすれ違う。名前を知らないけど何度も見かけたことのある人だっている。知っている人も、極偶に。
電車に乗れば、既に前の駅から乗っていた人がいる。途中の駅で降りる人もいれば新たに乗ってくる人もいる。
外を眺めると、車が走っていて、公園で遊ぶ子供たちの姿があって、たまに飛行機が飛んでいるのを見つけて。
みんな目の前に現れていっては消えていく。自分の視界から消えた時、その人の姿は見えない。
自分が見えていない世界は、本当に動いているのだろうか。
ほんの一瞬のためだけ目の前に映し出される人々が、嘘っぽく感じることがある。
友人からくるLINEも、twitterも、世界が裏で動いているように"それっぽく"見せかけるように動いているんじゃないかって思うことがある。
目の前に現れている世界って、なんなんだろうね。
目の前から隠れている世界って、どうなっているんだろうね。