Inventor / iLogic :コンポーネントの拘束ルール
動きのあるコンポーネントを拘束するのは面倒です。確実に拘束するには最低3回拘束する必要があります。
とはいえ、コンポーネントの動きは、基準となるコンポーネントに対してXYZ方向のどれかに沿ったものがほとんどです。であれば、互いの基準作業平面同士をフラッシュ拘束すれば良いです。
※ 2013/05/13 追記
ルールをDLL化しました。
※ 不適切な引用を防止するため、iLogicのコードの部分は有料化しました。
指定したコンポーネントどうしを拘束
最初に紹介するルールは、「互いの基準作業平面同士をフラッシュ拘束」するルールです。
図の2部品は、どちらも動きのある部品ですが、この2部品同士は組み付けられて一体モノとなります。さらに、共通のスケルトンから派生させて作っているので、原点を共有しています。このようにトップダウン設計手法で作っておくと、ルールを有用に使用できます。
※ コードは、末尾に移動しました。
ルール内にもコメントしましたが、同じコンポーネントを続けて選択すると、2部品同士ではなく、親のアセンブリの基準平面との拘束になります。アセンブリモデルにサブアセンブリを配置して、それをアセンブリ基準平面に対して動かしたいときに使います。
コンポーネントを原点に配置
次は、指定したコンポーネントを原点に配置して固定拘束をかけるルールです。Inventorの配置のコマンドのコンテキストメニューで、「原点に配置して固定」がありますが、このルールは同じことを、既に配置済みのコンポーネントに対して行います。
コンポーネントを自由に動かした後で、元の場所に戻したい時に使います。
※ コードは、末尾に移動しました。
連続してコンポーネントを選択できます。終了したいときはESCキーを使います。
これらのルールは、スケルトンを使ったトップダウン設計手法を使うのが前提ですが、私は便利に使っています。
指定したコンポーネント同志を拘束するiLogicルール
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