Inventor / iLogic : 形鋼の面を簡素化
Inventorのフォーラムに面白いスレッドがありました。
形鋼(特にチャンネル)のコーナー部はR形状になっていますが、そのために、2次元図面に投影した時に角の部分が外形線として現れません。これを表示するにはどうしたら良いか?という事です。
いろいろなやり取りの後、R面なしのソリッドを作るしか無いですね。という話になりました。そこで、R面なしのソリッドを作成するプログラムを作成しました。
プロパティの説明
フィレットが付いていることで外形線が2D図面上に現れない
という事なので、形鋼のフィレットを省略する処理をして、外形線が表示されるようにしました。
コンテンツセンターの形鋼が対象(名前がJIS Gで始まるもの)
円筒形状のサーフェスを探してそれを面削除するフィーチャを追加
フィーチャの省略の操作で、簡素化する/しない を操作
後から追加した形状には影響を与えない
iLogicのルールで実行しますが、プログラム本体はアドインとして作成しています。
形鋼を簡素化するルール
AddReference "YO_InvTool_for_iLogic.dll"
'形鋼の面を簡素化
Sub Main
Dim oClass As New YO_InvTool_for_iLogic.SimplifyShapedSteel
oClass.InvApp = ThisApplication
oClass.SimpleYes = True
oClass.SimplifyShapedSteel_ASM
End Sub
形鋼の面を簡素化 - 解除するルール
AddReference "YO_InvTool_for_iLogic.dll"
'形鋼の面を簡素化 の解除
Sub Main
Dim oClass As New YO_InvTool_for_iLogic.SimplifyShapedSteel
oClass.InvApp = ThisApplication
oClass.SimpleYes = False
oClass.SimplifyShapedSteel_ASM
End Sub
"YO_InvTool_for_iLogic.dll"は、以下の記事からダウンロードください。
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