デザインチームの成長に役立つnoteまとめ
こんにちは、SEVEN DEXでインターンをやっている臼井(@_ynyn_1556_)です!
SEVEN DEXには現在6人のUIデザイナーがいます。
デザイナーが多いほど、様々な視点が生まれ、技術力が底上げされ、良いことがたくさんあります。
また、単純にデザインの話をできる人が増えて楽しい、というのもあります!
せっかくひとつの会社に多くのデザイナーがいるのだから、もっともっとチームとしてクリエイティブの質を高めていきたい!
そこで、そのための方法を現在試行錯誤しているのですが、その際にさまざまなnoteを参考にしたので皆さんにも共有したいと思います。
(私たちもまだ実行できていない物もありますが...)
デザインチームを成長させたい方のお役に立てましたら幸いです。
デザインチームのビジョンを定める
記事要約
NTTコミュニケーションズのデザイン組織「KOEL」の立ち上げプロジェクトを例に、社員がいきいき働く、愛されるチームのつくり方について考えます。
ポイント
NTTコミュニケーションズという大きな企業の中で、デザイナーがいない状態から立ち上げたデザイン組織をどのように作り上げ、成長させていったのかの一連の流れを見ることができます。
特に、自分自身のチームをどう捉えているのか、将来どんなチームになっていたいか、といったことをメンバー全員で最初に話し合ったことによって、指針のブレないチームを作り上げることができています。
自分の所感
これまでデザイナーという職種が存在しなかった会社の中でデザイン組織を作る、というのはデザイナーが集まってできたデザインチームとはまた違った難しさがあります。
しかし、メンバー同士で話し合い、組織に愛称をつけ、独自のミッションやバリューを定めていくという、まるで一つの会社を作るような工程を経ていることで、芯のブレない魅力的なデザインチームを作り上げることができたのだと思います。
記事要約
チームビジョンの決め方と、ビジョンを設定する2つのメリット
1. ひとつひとつの変数に対して、判断軸を持てるようになる
2. 会社という組織全体を俯瞰して見たときに、何をしていてどんな価値を生み出す存在なのかを説明でき、存在意義を認めてもらいやすくなる
ポイント
チームビジョンの立て方が、一から詳しく説明されています。
ビジョンを立てる理由から体系だって説明されているので、納得してチームビジョンの建設を行うことができます。
自分の所感
メンバー全員でビジョンを考えていく、という点では一つ前に述べたnoteと似ています。しかし、こちらではビジョンを立てる目的がより明確に示されているので、これをみんなで読んだ上でビジョンを考えればチーム全体で納得感を持ってビジョンの作成に当たることができるのではないかな、と思いました。
リーダーやマネージャーから見たデザインチーム
記事要約
属人化をなくし、会社全体のクリエイティブの質を上げるために、デザインチームのリーダーとして行っている8つの行動。
・デザイン工程をシステム化する
・スキルをできるだけ言語化・形式知化する
・デザイナー間のコミュニケーションを活性化する
・非デザイナー系のメンバーとも交わる
・経営者の仕事をできるだけ巻き取る
・SNSを活用して外部に露出する
・働き方に深く関与する
・ビジョンや仕事の意義を語る
ポイント
デザイナー同士が行うべきコミュニケーションの方法から、デザイナーがノンデザイナーととるべきコミュニケーションまで、"デザイナー"として常に意識しておくべきことが丁寧に解説されています。
デザインチームのひとりひとりがこれらを意識できるようになったら、チームとして大きな成長につながります。
自分の所感
デザインチームとしての目線で大切なことが多く書いてありますが、一個人のデザイナーと同じことが言えると思います。
特に、「地道に目の前の問題を細分化し、そこに対する解決策を自分なりに考えて行動を起こしていくことが大切だということです。」という一文はチームとしてだけでなく、全てにおいて成長するためのポイントだと思いました。
記事要約
デザイナー組織全体の成長に役立った!と思える4つの手法
1. 過去へのダメ出しや指摘(フィードバック)だけではなく、未来に向けた建設的なアイデアや改善策の提案(フィードフォワード)を同時に行う
2. 「能力を高める」という必要コストをメンバーや組織に啓蒙し、デザイナーの成長を維持していく
3. 「学習→実践→振り返り」のサイクルを作る
4. デザインマネージャーが視点をより外部に向け、横断的な協力体制を進んで切り開く、外交官の役目を担う
ポイント
この記事はマネージャーの視点でデザインチームの成長方法が書かれていますが、マネージャーがいないデザインチームでも"デザイナーが意識するべき4つの手法"という視点で読むと、どのようなマインドで互いにチームを支え合えばいいのかがわかります。
3つ目の手法を例にすると、「1人にならない」ためにチーム内で声を掛け合っていく、のように考えるとマネージャーがいなくてもチーム内で共走することができるようになります。
自分の所感
統率して引っ張っていってくれるマネージャーがいなくても、マネージャーの視点を各メンバーが持つことでチームの成長につながるのではないか、と考えさせられる記事でした。自分で自分を統率するためにも、マネージャー的視点はとても大切ですね。
デザインレビューで属人的なデザインから抜け出す
記事要約
全デザイナーが立場や役職関係なくそれぞれの成果物についてレビューしあうデザインレビューを行う理由や、行うためのコツについて。
ポイント
社のデザイナー全員でデザインレビューを行うことで、全デザイナー間での思想継承を行うことができ、社全体としてのデザインクオリティアップに繋がります。
また、数多くの課題(とその解決策となるデザイン)に触れることができるようになるため、幅広い課題に対する思考トレーニングにもなります。
自分の所感
自分が同時に担当できる業務には限りがあるので、他のメンバーのデザインを見ることで触れるデザインの総量を増やすことができることがとてもいいなと思いました。
また、担当者以外にデザインを説明するという行為は、きちんとデザインの理由を言語化できていないと難しいため、自分の中のあやふやさを改めて取っ払う良い機会にもなります。
記事要約
適切な情報を集め、理解し、伝えるための3ステップ。
1. 頭の中に「箱」を作る。(情報の分類軸をもつ)
2. その箱に「属する情報」を入れる。
3. 入れた情報を「優先度などで整理」する。
ポイント
デザインレビューをしてもらう立場に立った時、担当者以外にも案件の概要やデザインの意図を端的に伝える必要があります。その際に漠然とした理解のままでは、自分の中ではなんとなくわかっていても他者に伝えることが難しくなってしまいます。
そんな時にこの3ステップを用いて情報を整理することで、体系立てて案件の概要やデザインの意図を伝えることが可能になります。
自分の所感
他人に教える(伝える)機会がないと、自分の中で"わかったつもり"になってしまうことが多々あります。そんな時に、フレームワークとしてこんな分類の仕方があるよっていうのを知っておくと、自分の理解を素早く深めることができ、「人にうまく説明できない!」を解消しやすくなるのではないかなと思いました。
記事要約
デザインレビューを実行したことによって生じた、デザインレビューシステムの課題点とその解決方法
ポイント
どんな手法でも、実際に実行してみるとなんらかの不都合が出てくるのは至極当たり前のことです。だからこそ、この記事に書いてあるデザインレビューを実行した際の課題点やその解決プロセスは、実際に自分たちが実行して行き詰まった時の参考になります。
自分の所感
社内で取り組んでいる手法の紹介をする記事は多くても、手法を実行したあとにぶつかる課題に対してのトライアンドエラーまで紹介している記事は少ないのではないでしょうか。この記事は、課題の洗い出しや解決プロセスなど、デザインレビューに止まらずチームとして壁を乗り越えていく時の指針になることが書いてあり、様々な場面で役に立つ内容だと思いました。
チームを生み出し、育てていくのはとても大変です。
しかし、だからこそこのように先人の知恵をお借りして、少しずつでもチームを前に進めていく必要があります。
まだまだSEVEN DEXのデザインチームも発展途上ですが、より良いチームになれるよう試行錯誤していきたいと思います!
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