平和主義について、7年前に考えていたこと
部屋の片づけをしていたら、中学校3年(7年前)の社会の授業で書いた、平和主義に関する意見を述べた文章が偶然見つかったので、なんとなく紹介することにしました。多少文章の体裁は整えていますが、ほぼ原文のまま掲載しています。
1.自衛隊について
自衛隊はできるだけない方がよいとは思うが、地震や噴火などの自然災害が発生したときに救助する人がいないと大変なので、自衛隊の名称を変えて、(国際戦時協力法の活動範囲の縮小や廃止、海上自衛隊・陸上自衛隊の縮小など)活動内容を大幅に縮小させて存続させるべきだと思う。
2.憲法9条と自衛隊の関係について
憲法第2章には「戦争の放棄」と書いてあるため、自衛のための戦争も行ってはいけないと思う。また、第9条のタイトルが「戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認」となっているので、戦力の保持も憲法違反になると思う。よって、自衛隊は今の状態では憲法違反であると考えられる。実力=戦力であると思う。
3.集団的自衛権について
1972年に政府が「集団的自衛権は憲法上行使できない」という見解をして、それが42年間変わらなかったが、2014年に見解を変えるだけで適用されるのは良くないと思う。せめて憲法改正の手続きを取る(つまり国民投票を行う)べきである。また、集団的自衛権は「必要最小限」にはあたらないので、これも憲法違反に値すると思う。
4.日米安全保障条約について
この条約は必要性がないものだと思う。アメリカの核の傘に入っているため事実上、戦争の放棄にはなっていないと思う。また、沖縄県内に多くのアメリカ軍基地が今でも残っているのはこの条約の影響であり、普天間基地の移転問題や、アメリカ軍飛行機の事故などが発生する要因の一つになっていると思う。また、「思いやり予算」としてアメリカ軍基地に関する費用を負担させられているのも問題だと思う。少しずつでもいいのでこの条約(の内容)を減らしてほしいと思う。この条約で、アメリカが本当に守ってくれるのかは分からない。
5.今後の、日本の平和主義のあり方について
「平和主義」という考えは絶対に変えないべきであると思っている。そして、「平和主義」を達成するために、自衛隊の縮小などをするべきだと思う。そして、日本が「平和主義」の先頭に立って、「世界中から核兵器を一切無くす」というくらいの目標をもって世界各国に呼び掛けていくべきだと思う。そうすれば本当の世界平和がやってくるのかもしれない(北朝鮮はどうなるか分からないが…)
6.メモ書き(1~5に対して意見が変わった?)
自衛隊は「自国を守る」ので憲法上問題ない。自衛隊の存続のためには憲法9条の改正が必要。今後も個別的自衛権だけを続けた方がよい。日米安全保障条約(の影響)で沖縄の基地があるので(基地は)減らすべきだが、それによって日本が守られているので(条約は)存続させた方がよい。
※1~5を書いた後に教員の説明や他の人の発表を聞くなどして、意見が変わったものと思われる
まとめ
「6.メモ書き」に書いた意見については、今現在の考えとほとんど変わっていないので、プリントを見直していて自分でも驚きました。
内容に関してはまったく決めていませんが、2,3月中には経済関連の記事も投稿したいと考えていますので、気長にお待ちください、