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組織の定義 2年 中野楓麻

平素よりお世話になっております。横浜国立大学経営学部経営学科2年生の中野楓麻です。

テーマが「首脳学年に向けて」なので、手短に今年の振り返りをしつつ、国大サッカー部への思いを書きたいと思います。拙い文章ですが、最後までお付き合い頂けると幸いです。


今シーズンは、昨シーズンの努力が実を結んだ年でもあり、チャンスをつかみきれなかった年でもありました。

サタデーリーグの成城大学戦でゴールを決めた時から夏合宿まで、とても調子が上がっていたと感じていて、ボランチでプレーするようになってからは、球際の強さが目立つようになりました。昨年の秋・冬オフシーズンに、週を追うごとにおかしいスピードで、大きくなっていく響君を横目に、筋トレをしていたことを思い出し、筋トレを続けて良かったーと思いました。
この良い流れが来ている中で迎えたサタデーリーグ大東文化大学戦。
取られまくりました。
認知、足元、パス精度、三人目の動きの無さが目立ち、見えてないところからのプレス、ボールを受けることが怖くなり、非常に悪いパフォーマンスをしてしました。前半で交代となり、後半に相手のプレスを軽くいなす、直人とFumiya Sakurabaのプレーを見て、悔しさを感じつつも、凄いと感じていました。
その日から、シーズン終了、新体制の1か月が終わるまで、調子がなかなか上がらず、Aチームの活動に関わることが出来ませんでした。最近では、自分の強みを出そうとするがあまり、それが空回りして、余計なプレー、ファウルをすることが増えてしまいました。さらに、2週間前(11月中旬)には、今まで相手にファウルしてきた分が自分に返ってきて、足首を怪我してしまい、結構メンタルにきました。
上記のような結果でシーズンは終わりましたが、次を見据えないといけません。もうこれ以上のファウルのお返しが来ないように、善いことをしようと決め、王がポイ捨てするアイシングのごみや左利きが散らかしていくテーピングのごみを捨ててあげたりしています。二人とも気づいていますか。サッカー面では、けがをしないように、体の機能改善、パスコン、ロングボールや弱点をカバーしつつ、筋トレも継続し、強みを生かしたクリーンな守備をできるようにしたいです。来シーズンは、都リーグのスタメンになれるように精進していきます。

少々振り返りが長くなってしまいましたが、ここからが本題なので、もう少しお付き合いお願い致します。

最高の一体感を共に

これが首脳学年に向けて国大サッカー部に思っていることです。

なぜこのような思いが生まれたか

ゼミで、もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)を読み、サッカー部と重ねて組織について考えたからです。
もしドラは、野球部の女子マネージャー、みなみが『マネジメント』の本で組織について学びながら、野球部の様々な問題に対処し、甲子園を目指す物語。もしドラでは、マネジメントは、組織の定義を考えることから始まると書いてあったので、みなみに倣い、自分なりに考えた国大サッカー部の組織の定義を伝えたいと思います。
組織の定義は顧客によって決まります。顧客とは商品やサービスに期待したり、それらを必要とする人々。では、国大サッカー部の顧客は誰を指すのでしょうか。それは、部員、学校関係者の方、親、OBの方、スポンサーの方、地域の人々、JUFA、サッカーファンなど、サッカー部の活動に関わる、すべての人を指します。
じゃあ、関わりが薄い顧客によっても組織が定義されるのか、そうです。顧客ごとに組織に求めている価値は違います。しかし、すべての顧客が求めている価値に沿って組織をマネジメントしていくことは難しいです。ここで、顧客には階層構造があり組織の目標目的によって、関心の度合いによって区分され、階層の一番上には部員がいると考えました。その部員たちがサッカー部に何を求めているか、みなみのように部員一人一人に聞く必要もなく、部員ブログを読むことで分かりました。
ピッチ内外で挑戦をしたいから
これが部員たちが部活に求めている価値だと思いました。
では、国大サッカー部は部員たちがピッチ内外で挑戦するための環境を提供している組織なのでしょうか。
間違ってはいないけど、少し違うような気がします。もう少し広い視点で、プロのサッカークラブを考えてみます。彼らの顧客はスポンサーなどもいますが、分かりやすく、サポーターと言っていいでしょう。では、サポーターがクラブに求めている価値は勝利かと言われたら少し違います。負けている時でも応援してくれるのがサポーターです。そんなサポーターが求めているものは、クラブとの一体感ではないでしょうか。
ここで、国大サッカー部において考えると、部員も含め、多くの顧客は国大サッカー部との一体感を求めているのではないかと考えました。
よって、以下のように定義できます。

一体感を与える組織

これが自分の考えた国大サッカー部の組織の定義です。
部員、親、OB、スポンサーの方々、地域の人々と共栄大学戦のようなチームの一体感を、共有出来たら最高ではないでしょうか。
「世界を楽しくする挑戦」という理念の下、多くの部員の組織の定義がそろっている方が良いと思いますが、サッカー部に対する思いは、皆異なると思います。組織の定義について長々と書きましたが、次期首脳学年だけでなく、部員みんなが、組織としてのサッカー部の中で自分は何が出来るかを考え、主体的に動けるようになったら良いなと思います。

最後に

4年生へ
最近は、駿君と凌也君の代わりに授業に出ているであろう、竜三君の姿しか見ていませんが、お元気でしょうか。
最初に行った練習の時から、優しくしてくれてありがとうございました。サッカー部を引っ張って行く姿はとてもかっこよかったです。共に過ごした2年間はとても短く感じます、本当にお疲れ様でした。
3年生へ
練習後のベンチで、合宿のリフティングチャレンジで、常盤祭で、3年生みんなが楽しそうにしていたことがとても印象に残っています。もう1年、そのワイワイしている姿が見たいです。

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