らしさ 2年 稲葉奏人
平素よりお世話になっております。二年の稲葉奏人です。今回のテーマは「首脳学年に向けて」ですが首脳学年に対して特に特別な思いがあるわけではないので今シーズンを振り返って感じたことを率直に綴ろうと思います。相変わらずの低クオリティな文章になると思いますが少しの時間お付き合いいただけると幸いです。
今回ブログを書くにあたって題名決めに非常に頭を悩ませた。元々文章を書くことが苦手な自分はこのブログというチームの伝統的なものにあまり意欲的ではない。実際今もなぜ書かなければいけないのかと思いながら文字を打っている。そんな自分が結果的に絞り出した題名は「らしさ」である。
自分の今シーズンは怪我との闘いから始まった。怪我により春合宿では試合に出られず、リーグの開幕にも間に合わなかった。退屈な時間を過ごしたが不思議と悔しいとは思わなかった。出場機会に恵まれた昨シーズンに満足感を感じていたのだろう。「同じようにシーズンの途中から試合に絡むことができればいい」なんて思っていた。怪我は順調に回復したため実際に試合に絡む機会は増えていった。ただプレイの出来は自分の理想とかけ離れたものだった。自分が出場し勝ち点を落とした試合もあった。具体的な問題点から目を背け自己保身に走った、「自分は悪くない」と。今振り返ると非常に情けないなと感じる。結局後期リーグでも怪我をし満足にプレイできないシーズンとなった。
ただこのようなシーズンを経験したからこそ言えることがある。
「自分はサッカーをしている時が一番自分らしい」。
何を考えているかわからないとよく言われる自分が最も感情を表に出していると感じるのがサッカーをしているときである。感情を出しすぎて審判をやっている同期や先輩に文句を言ってしまうくらいに素がでている。(まじでごめんなさい。反省してます。)
素を出させてくれるサッカーが自分は好きである。
あと一年で私はそんなサッカーから離れようと思っている。来季が終わってももう一年あると思ってしまえば甘えや自分の弱さが出てしまうから。来季は一部での戦いとなる。
リーグの昇格・降格にさほど興味がなかった自分が目指すは関東昇格である。高すぎる目標、できるわけないといわれても気にせず自分らしさを軸に戦っていこうと思う。
これまでサッカーを続けてきた意味を見出しに。
最後になりますが日頃から国大サッカー部に関わるすべての関係者様のご支援のおかげで充実した大学サッカー生活を送ることができています。心より感謝申し上げます。
拙い文章でしたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
横浜国立大学サッカー部 2年 稲葉奏人