なんとかする 2年 川瀬統己
平素よりお世話になっております。横浜国立大学教育学部2年川瀬統己です。
先輩方の読み応えのある素晴らしいブログが終わり、一年生のブログの質の高さに驚きながら今年も拙い文章力で振り返っていこうと思うので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
先日、東京都神奈川県リーグの1年での1部復帰が決まった。結果を受け素直にうれしかったが、どこか他人事のように感じている自分いた。自分は今季のチームに何か貢献できたのだろうか。帝京対大東戦を見ながらそんなことを考えていた。
東京都神奈川県2部リーグ、5試合出場。サタデーA、4試合出場。これが今季のスタッツであった。サタデーBでしか出番がなかった昨季から比べると、ほとんどをAチームで過ごし、都リーグにも絡めた今季は大きく成長したシーズンだったと言える。前期では、ついに回ってきた出番でMOMの活躍。去年一年間準備してきた成果が出た瞬間だった。では、今季は満足いくシーズンだったのか。否。そんなわけがない。これほど悔しい、苦しいと思ったシーズンは今までになかった。前期では重要な試合で名前は呼ばれず、変化を求め今までの型を変えようとした夏以降は調子が崩れ、サタデーではありえないミスもした。挙句の果てには、同期に「お前最近やる気ないだろ」と言われ、結果が出ずふてくされている自分の核心までもつかれた。結果後期では都リーグで名前を呼ばれるどころかBチーム降格も味わった。昇格に向けチームの熱が盛り上がっている中、ついていけない自分がいる。「またか。」今年もろくにチームに貢献できず、去年と同じ状況に自分がいることがひどく情けなかった。
さて、ここまでは柄にもなく落ち込んだが、本来私は「なんとかなる」をモットーに楽観的に生きている。今回も時間がたてばそうなるだろうと思っていた。しかし、今回は少し違った。転機となったのは、Bへの降格だったと思う。9.10月に入り、シーズンも佳境を迎えた時での降格。今シーズンは無理かとあきらめることは簡単だった。実際に「まあ来シーズンはなんとかなるか」と何度も思った。でもそう考えられなかったのは、来季の首脳学年としての責任であった。この部活での首脳学年の重要性は、去年も今年も先輩方の背中と共にひしひしと感じていた。ピッチ内外の様々な場面で自分たちの言動がチームの言動として影響してくる。そんな学年を来季自分たちは過ごす。このままでは来季も何も貢献できずに終わる。意識や行動を変える理由には十分だった。
では、自分はこのチームにどう貢献していきたいか。この答えはすぐに出た。「このチームをピッチ内外で支える。」これが自分の役割なのではないかと感じている。プレー中ではもちろんゴールキーパーとしてチームを支え、プレー外でも首脳がチームを引っ張る後ろで全体が同じ方向を向けるよう後押しをして支えていきたい。いつかの縦割りミーティングで先輩からお前は精神的支柱になる存在だと言われた。今までの首脳学年が見せてきた言動と比べると、今の自分の言動は足元にも及ばず精神的支柱だなんて生意気なことは言えないかもしれない。それでも、生意気なりに1年間やり続け、なんとかなるではなくなんとかしていくことでチームへの貢献をし続けたいと思う。そして、来年の引き留め会でたくさん引き留められる存在になります。
まとまりがなく読みにくい文章だったとは思いますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後とも横浜国立大学サッカー部の活動へのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。
横浜国立大学体育会サッカー部 2年 川瀬統己