重賞回顧11月3週

 どうも1号です。「重賞回顧」はその週に行われた重賞レースについての簡単な所感を綴ったものです。内容は相当に軽いものとなっているので気楽に見ていただらけたなと思います。それでは、今週の「重賞回顧」!

 マイルチャンピオンシップ。グランアレグリア、最高で最強のラストランでした。スタートは比較的ゆっくり出た形で、道中も中団やや後ろの外という位置取りでした。私は見ていて少し不安になりました。でも、それは杞憂でしたね。一番外に出して迎えた直線でエンジンがかかった瞬間に他馬を一気に抜き去り先頭へ、最後まで次元の違いを見せつけて有終のゴールイン。感動しました。本当にとんでもない名馬だなと。ルメール騎手のエスコートも完璧だった。ゴール後のガッツポーズは痺れましたね。グランアレグリアに関しては2歳の頃に注目を集めてからこれまでずっと見てきた馬ですから、ラストランを素晴らしい勝利で飾って嬉しいという気持ちと、もう走る姿を見ることのできない寂しさが一気に押し寄せて不思議な感情になりましたね。これほどの名牝の軌跡を辿ることができて本当に幸せです。大歓声に包まれ続けた華々しい競争生活にふさわしい、本当に素晴らしいレースでした。お疲れ様、そしてありがとうグランアレグリア。
 2着はシュネルマイスター。やはり強い馬ですね。終始内目を通り最後の直線も馬群の隙間を縫うようにして抜け出して来ました。古馬も混ざった一線級の中を、荒れた内馬場を通ってあれだけの脚を使うのだから本当に能力が高いのだなと。来年のマイル戦線の主役の一番の候補でしょうね。これからの更なる成長に期待したいです。3着はダノンザキッド。グランアレグリアの前につけ、完璧な立ち回りをしたのではないでしょうか。最後も良い脚で伸びていますし、ポテンシャルの高さを改めて感じましたね。2,3着馬に限らず、今回出走した3歳勢は来年が楽しみです。
 さて、私の予想についてですが……。1着▲、2着無印、3着○でした。グランアレグリアはさておき、ダノンザキッドに印を回せたのは良かったです。でも本命が来てないからなぁ。シュネルマイスターは強いのは分かったいましたが、それでも荒れる要素として切りました。だから、悔しいですが納得はしています。甘くないね。来週は頑張りたい。

 東京スポーツ杯2歳ステークスはイクイノックスが後方追走から最後の直線で前を行く馬をごぼう抜きし勝利、重賞初制覇を飾りました。いやー、強い勝ち方でした。かかった馬などの影響でペースと位置取りが噛み合ったところもあると思いますが、それにしても最後にあれだけ長くいい脚を使えるのは高いポテンシャルを感じますね。大物感のある勝ち方だったなぁと。そしてこの勝利はキタサンブラック産駒としての初重賞制覇ともなりました。個人的にも非常に嬉しいです。キタサンブラックは私を競馬の世界に引き込んでくれたかけがえのない馬ですから、そんな彼の子供がこんなに早く活躍することは本当に嬉しい。それに東スポ杯は出世レースですからね。期待が膨らみます。イクイノックスにしても、その他の出走馬としても、今後要チェックしていきたいですね。

 マイルチャンピオンシップ、本当に良いレースでした。心を動かされました。競馬はやっぱり面白い。来週はジャパンカップ。こちらも大団円となるのか。ダービー馬同士の対決、海外の刺客。見どころ満載です。楽しみで仕方ない。

                             Writer;1号

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